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DGさん ゼファー1100始動困難修理&点検結果! 

こんにちは

ブログも久しぶりの更新です!
ん~~~寒くなってきました・・いよいよ冬将軍到来ですね・・・
冬はなんだかさみしい季節なんで、あまり好きではありません^^;
ウソですwただ寒いから嫌いなだけです^^

さてさて、そんな前置きは良いとして、久しぶりに点検作業がありましたのでご報告です。

お客さんはDGさん車両はゼファー1100
なんだか当店カワサキばかり触っている印象がブログでは強いですが、結構いろいろやってます。
また時間にゆとりが出来たらご紹介して行くつもりです!

7年ほど前に中古車で購入したゼファーが調子悪いのだとか・・・
DG始動困難修理&点検結果 (1) 
最近になりガソリンぽい液体がエンジン下にたまって、始動性も悪くなる一方・・・
かかっても、調子がすこぶる悪いとの事です。
依頼をくれるころには、エンジンすらかからなくなったとの事で、引き取りさせて頂くことに。

現場で、色々お話を聞いていると、年間の走行距離が少ないようです。
キャブレター内にガソリン汚れが蓄積し、それがオーバーフローの原因ではないかと判断。
引き上げから少し時間が経っちゃいましたが、早速様子を見ていきます。
DG始動困難修理&点検結果 (2)
DG始動困難修理&点検結果 (3) DG始動困難修理&点検結果 (4)
キャブレター周辺は吹き替えしや、ガソリンにじみでコテコテな状態でした。
キャブの底部はガソリンの滴が4つ共についており、結構ヘビーな状態ですね。。。^^;

試しにエンジンスタートを試みます。
が、セルスタートが弱弱しい。
バッテリーの電圧をチェック
DG始動困難修理&点検結果 (5) 
常時電圧でこの値
IGキーをONにしたら、11V強まで下がります。
元気がないので充電しておきます。
DG始動困難修理&点検結果 (7) 
充電は機械任せですが、案外傷んでいない模様です!

ジャンプバッテリーでエンジン再スタート
DG始動困難修理&点検結果 (6)
始動試みますが、まったくかかる気配なしです。
周囲にはガソリン臭が漂い出したので、キャブ周辺を見ますが、特に外へ漏れてる気配はありません・・・

こんな場合は、殆どが内部です。
キャブレターのビックボア(吸入口)部のエアジェットや、ジェットニードルホルダ付近から内部へ漏れ出しているケースが多いですね。
早速、ガソリンタンクを外してチェックです。
直接ガソリン点滴で直接ガソリンをキャブへ送ってみますが、症状は一緒でした。
かかる気配もないので、エアクリーナーから見ていきました。
分解途中、クリーナーケース分割部の大事なマウント用のボルトが抜けている事を発見
DG始動困難修理&点検結果 (8) 
これは、キャブレター吸入口のインシュレーターチャンバーとエレメントの入っているケースを繋ぐ大事なボルトです。
ここが無いと、ここから二次エアーを吸い込みますので、若干薄めになります。
組立時はボルトを入れて固定しておきます。

エアクリーナーエレメント
DG始動困難修理&点検結果 (9) DG始動困難修理&点検結果 (11)
K&Nのリプレイスメントフィルターです。何故かパンストを巻いてありました。
フィルターの底部はガソリンでビチョビチョです・・それもオイル混じりで・・・
エアフィルターの吸入口の蓋のネジも取れかけていました。
DG始動困難修理&点検結果 (12) 
消音用のスポンジも劣化で無くなっています。
クリーナーケースの修理も必要なようですね。
次に入れるフィルターはノーマルを使用します。

キャブと繋がるチャンバー部
DG始動困難修理&点検結果 (14) 
真上からの撮影ですが、口周辺にもガソリンの漏れた跡が・・・

この後キャブレターを外していくのですが、ZEP1100の場合、この作業が大変で、かなりエアクリーナーに負担をかけます。
やったことがある人には分かるはず^^;
その際に、ボタボタとオイルとガソリンの混合ガスがケースの継ぎ目からあふれてきました。
ケース内部に結構な量が溜まったままになっている証拠ですね・・・・

ここで、心配になるのがエンジンオイルです。
DG始動困難修理&点検結果 (16)
点検窓にてオイル量を見てみたところ・・・案の定真っ黒で油面の確認が出来ません(;一_一)

そう言えばガソリンタンクが妙に軽かった事を思い出します。
タンクを確認しても、ほぼ空っぽです。

今までの話を繋げていくとある事が分かります。
ガソリンタンクのガソリンは殆どエンジン内部に落ちたという事。
原因はキャブレターですね。
カワサキの多くは、エンジンのブローバイガスの排出口をエアクリーナ底部に直接つないであるので、ケースに溜まったガソリンはそこから、エンジン内部へ直接落ちちゃいます。

エンジン内部にガソリンがある程度溜まってしまうと、ブローバイガスの吹き抜けと一緒にクリーナーケース内部に吹き上げるので、このような事態になったのだと思われます。

ここで、エンジンオイルを抜いて確認。
場合によっては10L以上出てくる可能性もありますので、大きめのオイルパンを用意・・・
DG始動困難修理&点検結果 (17) 
やはり・・・・・勢いよくエンジンオイルとガソリンの混合油が外へ飛び出して来ました(・_・;)
勢い良すぎて・・・・、ピットがえらい事に成りました((+_+))大洪水w

結局、全部出し切った頃には・・・
DG始動困難修理&点検結果 (20) 
ご覧の通り全部で15L程かな((+_+))
元々オイルは5L程入っているので、ガソリンが10L程エンジン内部に混入した事に成りますね・・・
えらい事です・・
これでもまだ少し残留オイルもあるはずなんで、エンジンオイルの補給後すぐに抜いてまた新油を入れる方が良さそうです。

点火プラグ
DG始動困難修理&点検結果 (21) 

#1~4
DG始動困難修理&点検結果 (22) 

#5~8
DG始動困難修理&点検結果 (23) 

ツインプラグなんで、各気筒2本づつ
#1,2シリンダー分は完全にかぶり電極が湿ったままですね。
#3,4シリンダーは黒く煤けています。
左から順に湿りから乾き煤けると言った感じ。
原因はサイドスタンドです。スタンド止めしているので、フローしたガソリンが左に溜まりやす事だと思います。
コンディションは良くありませんので全部交換。

プラグキャップもハイテンションコードの劣化で、コードからスポット抜けてしまう始末・・・
こちらもちゃんと直さないといけませんね・・・
DG始動困難修理&点検結果 (53) DG始動困難修理&点検結果 (54)
これも8本とも全て・・・

タンクのマウントブッシュもくたびれていました。
DG始動困難修理&点検結果 (52)
出来れば交換が良いですね。

キャブを外して
DG始動困難修理&点検結果 (24) DG始動困難修理&点検結果 (25)
エアクリーナーケースのインシュレーター(ゴムの筒)もガソリンでふやけてしまっていて膨張してますので、4つとも交換。
ケース内の残留ガスも綺麗に抜き出して、一度大掃除が必要です。

続きましてキャブレターの分解です。
DG始動困難修理&点検結果 (27) 
かなりくたびれてますね・・・
燃料のバイパス部も燃料漏れを起こしており、そのままのつながったままでのOHではいけません。
DG始動困難修理&点検結果 (29) 
各燃料バイパスのパッキンも交換が必要なんで、4連ばらしでのOHが必要です。

さらに分解を進めます。
ビックボアにもガソリン汚れが蓄積・・・
DG始動困難修理&点検結果 (30) 

DG始動困難修理&点検結果 (31) DG始動困難修理&点検結果 (32) DG始動困難修理&点検結果 (33)
キャブ内部は汚れがジェットにびっしり。
ガソリンの溜まるフロートチャンバ底部にはガソリンワニスやタンクの錆が溜まっています。

さらに分解
DG始動困難修理&点検結果 (34) DG始動困難修理&点検結果 (35) DG始動困難修理&点検結果 (36) DG始動困難修理&点検結果 (38)
ジェット類は固着し、スロージェットが破損するくらい硬かった・・・
中央のメイン系ノズルもワニスで真っ黒け

スロージェットは適正な道具で取り出しましたが、一個だけ硬すぎて、ジェットの頭が破損してしまいました。
それ以前に汚れがひどいので交換ですが・・・
メインも含めて全交換です。
メインノズル、ニードル、ニードルホルダ、フロートは再使用できます。

パイロットスクリューはパッキンだけが出ていれば、パッキンだけこうかんですが、ASSY部品ならパイロットスクリュセットで交換です。
アイドリングや、スロットルの付きに影響でますんで仕方ないですね。

それより今回一番ひどかったのが、フロートバルブです。
DG始動困難修理&点検結果 (39) DG始動困難修理&点検結果 (40)
こんな歪になったフロートバルブは過去に見たことがありません((+_+))
他の3気筒では見られませんが、バルブボディーに消耗が出ていますし、段付き摩耗もありますので、全交換です・・・・
びっくり(・_・;)

バキュームピストン
DG始動困難修理&点検結果 (42) 
走行距離が3万キロ程ですが、摩耗は少ない方です。綺麗にして再使用予定。


キャブレターについては、今回の主原因がはっきりわかる状態でした。
原因は#1シリンダーのフロートバルブ
まぁ、他にも色々ありましたので、調子は悪かったと思います。
交換予定になる部品はいずれも新品を使用します。


点検作業
今回の修理以外の部分も見て欲しいとの事でしたので、点検見積をお勧めし、作業しました。
エンジン周辺は既にキャブレター関連で見ましたので、足回りの点検す!
先ずはフロントから
DG始動困難修理&点検結果 (44) 
ホイールベアリング、フロントフォーク、ブレーキのパッド、キャリパーの作動問題無。
思ったより管理されてるな~と思った印象です。
フォークなんてまだヘタリ感もあまりないように思います。

ただ、ステアリングステムのベアリングに段付き摩耗が出ていますね。
DG始動困難修理&点検結果 (45) 
ステアリング中央のステムのシャフトの上下にはベアリングが入っています。
アッパー
DG始動困難修理&点検結果 (46) 

ロア
DG始動困難修理&点検結果 (47) 
このベアリングは、主にハンドルが真っ直ぐに向いたところらへんで衝撃を受け止めている事が多いため、ベアリングの受け皿に打痕ができやすいんです。コーナーリングばかりするレース用のバイクはあまりありませんね^^

この段付き摩耗が消耗しています。症状は中期と言ったところ。
このままほっとくと、セルフステアが効かなくなって、直進安定性が失われます。
今のうちに交換しておいた方が無難です。

ブレーキのマスターシリンダーに入っているフルード
フロントブレーキ
DG始動困難修理&点検結果 (48)
昨年車検だったはずですが、交換してもらっていないようですね・・・
キャリパーの状態が良いので、交換しておきましょう。

クラッチマスター
DG始動困難修理&点検結果 (49) 
こちらも同じくですね。

フロントは以上です。
リヤの方へ作業は移しますが、リヤも同等で問題はありません。
消耗品や、サスペンションの状態は管理されているようです。
ですが、やはり、ブレーキフルードはフロント同様に傷んでいるので、交換エア抜きが必要です!

ドライブチェーンも給油が必要なくらいです!
軸受けのベアリング類も異常なし!

何でフルードだけ?と言った感じでした^^;

エンジン周辺のオイル漏れ等も少なく、きっちり調子が出たら、まだまだ走れそうです!

今回写真に収めていないのは説明いらないからですよw
点検作業は一通りちゃんとしました。

さて、以上の結果から、下記の内容で修理が必要です。

・スロットルワイヤ交換・・・・・・必須 ササクレが出始めています。
・キャブレターOH(4連バラシ)同調調整・・・・・必須
・プラグ交換・・・・・必須
・プラグコード交換・・・・・必須
・エアクリーナーケースの掃除、エレメント交換(純正)・・・・・必須
・インシュレーター(エアクリーナー側)・・・・・・必須
・エンジンオイル、オイルエレメント交換、フラッシング・・・・・必須
・バッテリー充電・・・・・・施行済み
・ステムベアリング交換・・・・・お勧め
・ブレーキ、クラッチフルード交換・・・・・お勧め(次回車検時に最低でも交換してください)
・ドライブチェーン給油・・・・・・施行済み
etc…

以上です。
ただ今見積中です。
結果が分かり次第、またご連絡しますので、宜しくお願いします!
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テーマ: バイク屋さん日記

ジャンル: 車・バイク

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