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HNさんヤマハ SDR200始動困難修理見積! 

こんばんわ

Rです

先日の92こと石井の退店報告での、皆さんの暖かいメッセージ有り難うございます。
最初聞いていた予定より早い時期での退店となったのですが、色々話し合った結果の事ですので、どうぞご了承願います。
また年が開け、店の稼動が忙しい時期がやって来ると思われますが、暫くは昨年どおり私一人での運営になりますので、常連のお客様にはご迷惑をお掛けする事が多々あると思いますが、これからも宜しくお願いいたします。

たった8ヶ月足らずの短い時間でしたが、お客様並びに、ご友人方々に可愛がって頂いた事が、彼にとっては有意義な時間だったと思えるように、これからも目標に向かい頑張って欲しいところです。

12月一杯はまだ当店での勤務になりますので、また覗きに来てやって下さい。励みになると思いますので。。。



さて話は本題へ参ります!

先日、HNさんよりお預かりしたヤマハのSDR200の始動困難修理の原因究明ができ、見積が終りましたのでご報告です!
先月個人売買で入手された中古車だそうです。
HN始動困難修理点検HN始動困難修理点検 (2)HN始動困難修理点検 (1)
実は87年式の24年落ち車両なんです・・・
車両コンディションは、レストアされたのか大変綺麗な車両となっております!
しかし残念なことに手元に来てから、まともに動かす事が出来ないとかで、当店ご依頼となりました。。。
しっかり動いて頂きましょうw

さて早速色々調べてみました。
まずは、イグニッションキーをONにしたところ、バッテリーが弱っている事に気が付きました。HN始動困難修理点検 (5)ニュートラルランプの点灯も風前の灯状態。。。
実際、エンジン始動にはキックスターターしかありませんし、点火方式はCDI点火です。
エンジン始動にバッテリーの電源はあまり関係ありませんが、ヤマハの車両では稀に火花に影響を出す場合があります。それに、インジケーター類や保安部品、YPVSの作動にも影響がありますので、点検しておきます。

前オーナーより新品バッテリーへの交換をしたばかりだと聞いていたそうなのですが、サイズは小さいMFバッテリーへの換装でした。
HN始動困難修理点検 (3)HN始動困難修理点検 (9)メーカ不明の安物バッテリーだと思われます。この手のバッテリーは当たり外れも多く、実際の容量を満たす事も少ないので期待が出来ませんが、一応電圧をチェックしてみます。
HN始動困難修理点検 (8)電圧は4.92V・・・通常は12.6V以上ないといけません。
充電できるかどうかも微妙な状態ですが念のため充電器にセットし、満充電を試みます。HN始動困難修理点検 (12)幸い充電は出来そうです。しかし、エンジンを始動し負荷を掛けるとあっけなく上がってしまいそうな予感はありますので、暫く様子見をお願いします。元の状態へすぐに戻るようであれば、直ぐに交換が必要だと思われます。。。

エンジンを一旦掛ける為に、中古の元気なバッテリーに差し替えて、始動して見ます。
結果・・・掛からず・・・勢い良くキックしてみますが、うんともすんとも言いません^^;
単純にエンジンを運転する為には、良い火花・良い圧縮・良いガスが必要です。これのどれが欠けてもエンジンは始動しません。
直感的に電気のような気がしてならないので、先ずは良い火花のチェックからして見ました。
良い火花・・・それは点火プラグの事です。プラグの火花がちゃんと発生しているかの確認からですね。
HN始動困難修理点検 (15)HN始動困難修理点検 (17)プラグを外してみて直ぐに「ん??」・・・
BR9ECM全長が短いプラグが装着されています。
本来はコチラHN始動困難修理点検 (19)標準装着指定はBR9ESです。

プラグの電極の状態は?HN始動困難修理点検 (18)ガソリンが被り汚れて濡れていました。
一度そのまま点火するのかチェックしてみましたが、全く火が飛ぶ気配がありません。。。
新しいプラグでチェックしてみました。
結果・・・・・火花はバッチリ飛ぶようになります!

つまり、プラグはご臨終の様です・・・
そこで、指定物を装着し再度エンジントライ!HN始動困難修理点検 (21)白い煙をもくもく出しながら意外とすんなり掛かりました^^
この後暫くエンジンの調子を見ていたのですが、暫くたっても全くかぶりが取れる様子がありません。
念のため再度プラグのチェックを行います。HN始動困難修理点検 (23)
電極はビチャビチャに汚れていました。。。プラグのかぶり現象ですね・・・
SHさんのお話だと、掛かっても調子が悪いとの事。症状は、つまりこの事だったんですね・・・
全オーナさんは、エアクリーナーのエレメントを外し、セッティングしてあるからだと言っていたそうなんですが、セッティングした割には燃料が濃すぎます。

SHさんはノーマルに戻して欲しいと要望ですので、更に調べていく事にしました。
しかし前オーナーは何故エレメントを外してしまったのだろう??そこに疑問を感じます。
何か、裏があるはず・・・

先ずはセットしてあるキャブレターの点検の為、燃料タンクを外しついでに、エアクリーナーのチェックもしておきましょう。HN始動困難修理点検 (24)シートを外しタンクを外すとエアクリーナーBOXの吸い口が見えます。赤丸部
吸い口のところに何かかぶしてあります。なんだ?
HN始動困難修理点検 (25)その正体は・・・
HN始動困難修理点検 (26)黒い厚手のパンスト?
エレメントを外している事から、想像は付きますが、このストッキングでは吸入抵抗が大きすぎます。
原因はパンストかも??

しかし、セッティングをするのであれば、このような処置はありえません。。。
キャブレターでもジェットを濃くする事が必要ですからね~ 濃い濃い状態を生みますから・・・
逆に、ノーマルのジェットのまま場合、ごまかしでこの手の処置はする事は多いのですが^^;

更に点検を進めます。
HN始動困難修理点検 (28)HN始動困難修理点検 (29)やはり聞いていたとおり、エアエレメント(フィルター)は外されています。アルミのエアクリーナーボックスは空っぽでした・・・

いよいよキャブレターを外す為、各ホース類や、コネクション類を外している時に、異常に気が付きます・・HN始動困難修理点検 (30)キャブレターとエアクリーナを繋ぐエアベントチューブのインシュレータバンドがありません。。。
インシュレーターバンドとはこのような物です。HN始動困難修理点検 (31)このバンドが無い為にキャブレターとエアベントチューブ(BOXとの間を繋ぐゴムの筒)には隙間が出来ており、空気を吸い放題となっていました。。HN始動困難修理点検 (32)
もはや、BOXの吸入口に装着していたパンストは全く持って無意味になっています・・

いよいよキャブレター分解です。
HN始動困難修理点検 (34)HN始動困難修理点検 (35)HN始動困難修理点検 (36)HN始動困難修理点検 (38)ご覧の通り、パッキンは潰れ、内部には、ジェット類は汚れ、ガソリンの腐食による沈殿物や堆積物が各所に見られます・・・

おまけに・・・メインジェット赤丸部には175と刻印されていますHN始動困難修理点検 (38)この数字は、メインジェット#175と言う意味で、俗にいう175番のメインジェットです。
SDRのノーマルジェット番号は175番ですので、つまりジェットはノーマルです。。。
前オーナーの「セッティングした」と言うのは、エアクリーナーBOXの吸い込み部に被せたパンストの事だと言う事が分かりました。xxx

気を取り直し、更に分解
HN始動困難修理点検 (39)HN始動困難修理点検 (41)HN始動困難修理点検 (43)フロートバルブ(キャブレター内部の油面を管理するバルブ)の相手方のバルブシートに変磨耗が見られます。本来この部品は真円の穴が開いているのですが、磨耗し歪な形になっていました。
バルブシートを取り除くと、コチラにもガソリンの腐食物があります。

手動チョーク部
HN始動困難修理点検 (45)HN始動困難修理点検 (46)元々始動する際に良く動かす部品ですが、コチラも磨耗が進み消耗しきっています。壊れる前に交換が必要です。
しかし、見積の際に部品の在庫確認を行いましたが、この部品を含めチョークアッセンブリ部品は販売終了となっていました。。。代替部品が無いか継続して調べていますので所在についてはもう少しお待ちください。

分解終了
HN始動困難修理点検 (47)これだけのパーツでキャブレターは構成されています。

ジェット類HN始動困難修理点検 (50)汚れが蓄積し消耗も酷いので殆ど交換対象となります。この部品は調子を出す上で重要なパーツですので仕方ありません。ここまで酷いと洗浄では対応できませんから・・・ね。

フロート類
HN始動困難修理点検 (51)
上からフロート、フロートバルブ、バルブシートとなります。
HN始動困難修理点検 (53)先ほど説明したバルブシートの相手方であるフロートバルブです。バルブシートの変磨耗も酷かったのですが、コチラ部品もかなり消耗が進んでいます。ガソリンの量を規制している大事な部品ですので、これらもセット交換です。

スロットルバルブのカッタウェイとニードルジェット
HN始動困難修理点検 (54)HN始動困難修理点検 (56)この針のような部品がニードルジェットです。コチラも磨耗が進んでいました。交換です。

HN始動困難修理点検 (33)燃料ホースとなります。
ホースも太さが不適正です。特にキャブレター側でガバガバとなっていて、ガソリン漏れの後がありましたので、一度ちゃんと交換しておいた方が良さそうですね。
燃料コックが違う物に変更されており、その際に選択した部品のようです。
HN始動困難修理点検 (62)

以上がキャブレターの状態です。
今回のトラブルの原因はほぼここにあったと言ってもおかしくありませんでした。
私なりに考えたのですが、前オーナーはレストア時に、キャブレターによる不調は感じつつ、腐食しボロボロになったエアエレメント(フィルター)を取り除き、更に調子が悪くなった状態を良くしようと簡単な洗浄(ジェットの穴を突き)をご自身なりに行い(キャブレターのオーバーホールとは言えない処置)ごまかしの為にパンストを被せた。のではないでしょうか・・・
かなり辛口なコメントですが、この状況では調子が悪くてもおかしくありませんので、部品交換も伴うキャブレターのオーバーホールは必須です。
今後も踏まえ、徹底的にしておいた方が良さそうです。
2サイクルエンジンの場合、最悪エンジン故障も招きますので、費用がかさみますが直しておきましょう。

それと、スロットルの動きが極端に悪いようですので、ワイヤー等も見ておきました。
HN始動困難修理点検 (57)HN始動困難修理点検 (68)
ワイヤーの遊び調整部は良く割れてしまうのですが、ビニールテープによる応急処置の後がある事から、このワイヤーの調整部も割れてしまっていると思われます。キャブレターとワイヤーのジョイント部があまりよくありません。今すぐに切れると言った事は無さそうですが、幸い今の段階では部品が手に入りますので、交換しておいてはいかがでしょうか?
このバイクのワイヤーは、オイルポンプや、YPVSにもリンクしている部品でSDR専用品だと思われます。
他車に流用がありませんので、販売終了になると手に入りません。。。見積には入れてありますので検討してみてくださいね!

スロットルの動きが悪い原因は、スロットルパイプの内側にありました。HN始動困難修理点検 (70)ハンドルパイプの表面に何かのテープの糊が残っており、それが動きを阻害していたようです。
綺麗にふき取り組みなおすと、クルクル嘘みたいに良く動くようになりました~^^
HN始動困難修理点検 (71)HN始動困難修理点検 (72)
早く回してみるとハンドルパイプの上で勢い良く回っていました!

以上が、点検結果です。コチラを元に見積をしておきました。
見積の方はほぼ完成したのですが、若干バックオーダー部品の状況もあるようですので、詳細を問屋を通し調べています。分かり次第、ご連絡しますので、もう暫くお待ちくださいね。
分かりにくいところはどしどし質問してくださいね!

SDR200は個性的で、現行モデルには無い味わいが在りますw
年式の割りに、物凄く綺麗なバイクなので、この際にきっちり直してあげませんか?
エンジンのコンディション次第ですが、調子よくなると思いますので・・・

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テーマ: バイク屋さん日記

ジャンル: 車・バイク

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