69-ON!最終戦 レースレポ ぼったくりコーナーのスポンジの向こう側
2016/10/31 Mon. 23:17 [レース活動]
こんばんは
昨日10月30日は我がチーム地元ホームコースである堺カートランドで行われたシリーズ戦69-ONに参加してまいりました。
まずは最初に!
今回いろんな方が我々の写真を撮って頂きました事、またそれらの写真を使わせて頂ける事を感謝いたします。本当に有難うございます。
チームからはSS42クラスにL.DIO-ZXで、スプリントデビュー戦の今年チーム入りしたタイガ ゼッケン5
SS39クラスにはNSF100STでカズキ ゼッケン25
フルオープンクラスにはS8で今年チーム入りした松本 ゼッケン10
そして同じくフルオープンクラスにS8で、私臼野 ゼッケン2
こんなメンツで挑みました。
それぞれ課題を持ちそれなりに練習を重ねてこの大会に参戦!
まずはタイガから
SS42クラスとは、42秒を切るとダメなタイム制限クラスです。
ですから、車種排気量は問わないんです。
そんなところへFN仕様のノーマルDIOで挑んだタイガ・・・
スタートからごぼう抜きされ結果は・・・ベッタ
でも、走らないバイクでコーナーを必死に走るその様は、カッコよかった。
色々勉強になったんじゃないかな~
続いてSS39クラスのカズキ
スタートを決めてホールショットを奪い、途中赤旗中断後もそれを守り続け、なんと初優勝!
中学生のころチーム入りし、黙々と練習し獲得!
速くなったな! 最高にかっこ良かったよ!
おめでとう!!
そして我々フルオープンクラス
松本はS8では初レースで、シェイクダウンしたバイクでの練習でもまだまだ勉強中で課題の多かったレースなんじゃないかな~
と言うのも、私も走ってたので、まだどのようなレースになったのか聞けてないんですw
また、ゆっくり聞かせてもらおうかな~
そして私はと言いますと・・・
この最終戦はシリーズチャンプがかかった大事なレースでした。
ですので、前回のレース美浜戦が終わった直後から、堺を走り込み、自分自身も体を追い込むため毎朝トレーニングしたりして準備してきました。
練習では前回のレース予選で出した35秒8のタイムを更新すべくアタックし続けて、アベレージだけは近づけるところまでは出来ていましたね。
マシンのポテンシャルもいい感じに仕上げることが出来ていました。
今年の初めからエンジンを大事に大事にメンテナンスし、チャンバーはヒデハルエンジニアリング様よりテスト管をお借りしパワーが出るようにテストの繰り返しで今季最高の仕上がりになっていたマシン。
公式練習で仕上がり具合をチェックしましたが、最高によく走ってくれてました!
タイムは一番時計をたたき出して順調な滑り出しでしたね!
そんなレース前には、巨匠ヒデハルさんから色々とアドバイスも頂けて、本当に感謝です。
予選は、前回一人タイムでは出す自信が無かったので、ライバル貝崎君の後ろでアタックしPPを取ったんですが、今回は違います。
少しだけ皆より先に準備して一番にコースへ出て一人アタックを選択。
作戦通り35秒796をたたき出しコンマ秒差でポールポジションを獲得。
今回のトップランカーは全国的に有名なライダーばかり!
その中で一番時計を記録できたのは、嬉しかったですね♪
決勝レースまでは2時間耐久や、他のレースがあるので、かなり長いインターバルが有り、かなり精神的にも辛かったですね~
そんな決勝は一番最後の夕刻でした。
元々気温があまり上がらない季節になっているので、気温、路面温度も低くなってきていました。
そこに少し誤算が出てくるわけですが、読みが甘かったですね。
レースが近づいてくると考える時間が長くなります。
いつ撮られたのか全然気づかなかったけど・・・こうしてみると、確かに誰も話しかけられないねw
決勝グリッドはもちろんPP
綺麗な69ONガールの立花さとみさんが傘持ちをしてくれて、嬉しかったw
この後のウオームアップランは2周ですが、、、
レースが始まってるのかと思うくらいの攻めがありましたが、負けてなかったと思います。
再度グリッドにつきいよいよレーススタートを待ちます。
この時の緊張感がやばいくらい気持ちいいんすよねw
レッドフラッグが下がって、いよいよスタート。
スターターが旗を降ろす瞬間の癖をしっかり見ていたので、ロケットスタートを決めて無事にホールショットを奪います。
まずは1周は我慢してブロックに専念
しかし、あちこちでぶつかる勢いで貝崎君のアタックを浴びます。
始まってすぐに感じたのが、タイヤの設置感!
全然足が硬くてグリップしてません。
気温が下がりサスペンションが硬くなってたんですね~
ブロックするとイン付きが速いので、しなやかに動いてほしい足回りはタイヤを酷使していました。
当然、苦しい展開になるんですが、意地でも出さないように必死に耐えますが、Z字コーナー立ち上がりでハイサイド気味になり、その最終コーナーではスリップ・・
そのすきに貝崎君を先頭に辻村さん、入江君に先行され一時4位まで降位。
すぐさま立ち上がりでプッシュし2位に返り咲きます。
しかし、貝崎君に一車身空けられてしまいます。
その差を埋めるべくブレーキングで調整し、じりじり詰めて行きますが中々埋まらないw
1コーナーを攻めて2コーナでクロスさせて3コーナーを狙う作戦で、1コーナーに思いっきり突っ込みます。スロットルも通常より長く開けていたのをはっきり覚えてます。
その後、2コーナの侵入に備えて、スロットルを戻した瞬間!
「キュ~~~~ルルルル」何やらスキール音w
リヤが流れていきます。
あ・・
と思った矢先にフロント荷重が一気に抜けて前後同時にズル!
ほぼ全開のまま1コーナをものすごい速度で離脱・・・・
バイクが先に行くのを見た瞬間、受け身を取って背中を向けたんですが、今度は見える景色がバックしていく前方しかなく・・・・
スポンジバリアに刺さったバイクめがけて一直線に自分もど~~ん
背中に物凄い衝撃を受けた瞬間、息が出来ない激痛に襲われる。
右足も完全にスポンジの下敷きになって、息もできず悶絶状態・・・
やっと息ができるようになって、状況が分かりました。
「やっちまった」
その後、かなり心配してくれたオフィシャルの指示で、ぶつかったスポンジの向こう側に退避。
自分のレースがあっけなく終わり、悔しい感情が爆発。
地面に右手をたたきつけて・・・空を仰ぎました。
何とも言えない長い時間が過ぎていきます。
結局、優勝は貝崎君。
2戦連続優勝で、私はリタイヤのノーポイントに終わり、なんと!シリーズまで持っていかれました(>_<)
久しぶりに本気で自分に怒り、悔しくて泣きそうになったな~
しかし、これもレース。
飲み込むしかないんです。
今季最大の失敗レースになってしまいました。
これまで協力、応援してくれた方々に申し訳なくて・・・
今でも泣きたいくらい悔しいです。
本気でぼったくりコーナーの土を持って帰ろうか悩んだほどw
次は来年になりますが、もっと頑張って、いい成績で恩返しできればと思っていますので、今後とも皆様よろしくお願いします!
今年ご協力、お世話頂いた
ヒデハルエンジニアリング八木さん
ペイントショップばぎ~さん
NUTEC谷川さん
<ZAC-SPEED>RACING南部さん、早田君
西港ベース中野さん
ブリジストンタイヤを供給してくれるタイヤサプライさん
写真などを提供してくれた各個人様
その他大勢の方々・・
EVOLVE-Rのみんな
応援に駆けつけてくれた、当店お客様
いつも笑顔で送り出してくれる嫁さんと家族
今年最後のレースで不甲斐ない結果ですみません・・・
最後に
このレースを主催運営の笹崎さんとその他スタッフの皆さん
今年一年有難う御座いました。そしてお疲れ様でした。
これで、今年の私のレースは終わりですが、嬉しい事悔しい事・・・何かとありました。
色々な方の応援やアドバイス、そしてお手伝いが無ければレースできません。
その恩義に報うためには、もう一層の努力と頑張りが必要なことが分かりました。
来年はロード選手権に挑戦したく準備を始めます。
まだまだ未熟者ですが、よろしくお願いします。
おわり