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OGさん SV1000S点検作業続き! 

こんばんは

引き続き昨日の報告からやっていきます。
昨日はフロント周りの報告まででしたね。

リヤ足回りの報告です。
OG点検見積足回り (28)
リヤクッションが完全に抜けてしまっているようですね・・
まだ確認が出来ていませんが、外注先にOH可能か聞いてみますが、たぶん大丈夫な部類のサスだと思います。
ですので、予定はOH予定で見積に入れておきます。このままでは走れません。
リヤクッションのリンク部や、スイングアームのピボットベアリング等はガタも無く問題はありません。
スイングアームも曲がりはありませんでした。
リヤサスをOHに出した際は、リンク周辺のシール類は交換して、グリスアップを予定しています。

ブレーキ
右前キャリパー
OG点検見積足回り (16)

左前キャリパー
OG点検見積足回り (17)

後ろキャリパー
OG点検見積足回り (19)

三つ共にパッドは交換までは必要ありませんが、ピストンの動きが悪いですね・・・
押している時に「キーキー」なっていたのはこのせいだと思います。ダストも結構な量が溜まっています。
引き摺りもありますし、フロントの右?だったかな、ディスクから食いついて中々外れませんでした(-_-;)
一応マスターも含めたOH予定です。
走行距離が走行距離なので、ブレーキも色々劣化しています。
こちらはお勧め内容ですが、やっておいた方が無難に思います。
フルードはもちろん黒っぽくなっていました。

続いて、ホイルベアリング等ですが、前後共にガタは無しです。フロントは曲がっているのでアッセンブリ交換になりますが・・・

駆動系(ドライブチェーン等)、タイヤ
OG点検見積足回り (31)
ドライブチェーンもスプロケットも汚れてはいますが、まだまだ問題無。
グリスアップし再調整しておきます。
タイヤも2012年製造のタイヤですね。溝もばっちり残っていますので問題無。
駆動系とタイヤの状態から考えると、それらの交換を2012年にやってその後に事故を起こしたんじゃなかな?
と勝手な想像をしています。

足回りでは酷い結果だった訳ですが、エンジン周辺も気になりますね。
実際8万キロ走行車ですし。

それでは、エンジン周辺の点検結果も今日やりましたので、一緒に報告です。
OGエンジン周辺 (1)
引き取りに行って帰って来てからすぐにエンジンはかけていたんですが、その当初はプラグがかぶっているのか片俳の状態でした。
このバイクはインジェクションなので、かぶりとかあまり起こさないように思いますが、不動車などでエンジンをかけていないと、古い燃料のせいで最初だけかぶり気味になったりします。
今回も例外ではなく、しばらくパーシャルで薄い燃料でエンジンを暖気してやると次第にかぶりは取れていきました。
そこまでの確認は出来ていたんですが、昨日バッテリーのチェック水温計やラジエターファンのチェックをするのに結構な温度まで水温を上げていたんですよね。
しかし暖機が終わるころから、マフラーから白煙が出始めました。それも結構な量が・・・・
昨日の段階で、その白煙は結構な量です。
通常、暖気が終わるころからの白煙は、オイル上がりを想像します。

しかし、不動車なども白煙を吐きます。
中途半端にエンジンをかけたり止めたりしていると生ガスが溜まりタール汚れを燃焼室やエキパイなどに残す為ですね。
エンジンを始動し、暖機が終わるころにはエンジン、マフラーも高温になります。
その際にタール状になった燃料や、燃え残しのすすなどが燃えだします。
燃料が古いままエンジンをかけていると尚の事ですね。
走行距離がそんなに走っていない車両なら素直に久しぶりにかけているからだと思えるのですが・・・
このバイクの場合は別ですよね~

しばらく様子を見ていたんですが、私の中では結構確率的にオイル上りではとの不安が募りました・・・

そして、今日エンジン周辺の点検を控えていたので、再度エンジンを始動して様子を確認。
するとどうでしょうw
昨日まで吐きまくっていた白煙は殆ど出てきませんでした。
実際、ファンが回るまで様子を見たわけではないのですが、オイル上りならもうとっくに煙を吐いてもおかしくないはず・・
OGエンジン周辺 (2)
エンジンの調子も落ち着いており、ガソリンもガス欠を昨日した事で新しいガソリンを少し補給しています。
要は私の勘繰りだったようです。
OGさんには、メールで状況を点検する前に報告しちゃったので、驚かせてしまいました(^_^;)
ごめんなさい。。

結論から行くと恐らく、エンジンにまともに火を入れて熱くなるまで回した結果起こった事のようです。
まだ完全に払拭出来ていませんが、ほぼ間違い無い様に思います。


では、気を入れなおして点検結果です。
エアクリーナー
OGエンジン周辺 (3)
OGエンジン周辺 (6)
OGエンジン周辺 (7)
タンクを捲ると出てきます。スズキのFI仕様車はこういった突っ張り棒が車体に装備されています。
昔のスズキならあり得ない・・・ww

肝心なエアクリーナーエレメントは結構詰まってますね・・
交換が良いでしょう。

点火プラグ
OGエンジン周辺 (8)OGエンジン周辺 (9)
プラグも煤けており、調子を上げるためにも掃除では無く交換が良いですね。

ラジエター液(クーラント)
OGエンジン周辺 (4)
OGエンジン周辺 (5)
キャップの場所が悪いため、アッパーカウルを外して確認。
ついでにカウルステーの歪具合をチェックしたのですが、意外と簡単に曲がってしまいそうなキャシャな作り・・・
このステー修正でどうにか戻せるかもしれませんねw
買うと高い部品ですので、出来るだけその方法で試してみます。

OGエンジン周辺 (11)OGエンジン周辺 (12)
クーラントは意外と綺麗です。
リザーブタンク内が少ないので、今回は補給しておくとします。
ラジエターファンは作動の確認が取れてますのでOK。

色々な角度で、エンジンの水回りを見てみましたが、今の所漏れも無いようです。良かった。

エンジンオイル
OGエンジン周辺 (13)
規定量オーバーですね。
少しの量だと良いんですが。
色も黒いし、フィルターと一緒に交換が良いでしょう。気持ち悪いしね^^;

エンジンのいろんな角度から、オイル漏れ等もチェックしてみましたが、オイル滲みすらないですね・・
OGエンジン周辺 (14)OGエンジン周辺 (16)OGエンジン周辺 (15)
意外とこのエンジンは良い状態なのかな~

しかし、クラッチ等は走り込まないとわからないので、現状良しとはいきません。
もしかするともしかするので、その辺は覚悟しておいてくださいね。
電気系の部品も今の所レギュレーター以外問題なさそうですし、私もホット胸を下しています。

最初心配していた部分に戻りますが、もし、私の推測が正しいのであれば、エンジン燃焼室や、マフラーのエキパイ部には相当カーボンが堆積している可能性があります。
燃料添加剤などを使った、クリーン作業もありますので、ついでにインジェクション部品もリフレッシュしてあげるとさらに調子が良くなると思います。
その辺も見積には入れておきますので参考にしてくださいね。


さて、点検は以上です。
以下の内容が見積内容になります。

・フロントフォークOH(左右インナーチューブ、消耗品、クッションオイル交換)(必須)
・ステアリングステム、ベアリング、トップブリッジ交換(必須)
・IGスイッチの交換(ONで鍵が抜けてしまうため)(必須)
・フロントホイール、アクスルシャフト交換(必須)
・ブレーキ前後OH(推奨)
・ブレーキフルード交換、エア抜き(必須)
・リヤサスOH、リンク回りリフレッシュ(必須)
・アッパーカウルステー修正、光軸修正(サービス)
・駆動系グリスアップ調整(サービス)
・エアクリーナエレメント交換(推奨)
・点火プラグ交換(必須)
・エンジンオイル、オイルエレメント交換(必須)
・冷却水補充(サービス)
・吸気系、エンジン内部クリーニング(推奨)
・ライセンス灯、ウインカーケース左前交換(必須)
・バッテリー、レギュレーター交換(必須)
・その他

結構内容が事故修理ですが、殆ど必須になりますのでOGさん見積・・・・覚悟してくださいね(・_・;)
また報告しますので宜しくお願い致します。


報告終わり
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テーマ: バイク屋さん日記

ジャンル: 車・バイク

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