KB ジェンマ250セルモーター修理!&HOさん マグナ50放置修理見積!&KTさん GB改キャブレター点検!&IUさん RGV250ガンマ続き!
2013/08/30 Fri. 11:06 [お預かり車両点検修理!!]
こんにちは!
今週もバタバタ色々忙しくさせて頂いております。
早速ですが、報告していきます。
KBさん ジェンマのセルモーターOH作業続報です。
車体の方はもう作業終了しKBさんへ納車しているので、事後報告です。
前回、モータの不具合箇所を見つけて部品交換しエンジンへ戻し様子を伺っていたのですが、どうも回してみると重たい・・・
重たいと言うか、回転不良と言うか?!
バッテリーの再充電を行いまして、再度チャレンジするも結果は同じでした><
バッテリーが寿命なのか??
そんな勘違いまで出てしまいそうでしたが、冷静に考えれば分かります。
やはり、モーターの駆動がおかしいんです。
ブラシなどを交換した際は稀に馴染不良から、力不足を呼んでしまう事がたまにありますが、今回もその類かな?
組み付け時に少しミスったかな?
一先ず再度分解してみる事に・・・
外そうとモータに触れてみると、結構な熱を持っている事に違和感。それに何やら焦げ臭い。。。

少しこの日はバタバタとありまして、分解直後に飛び込み修理の依頼などがあり少し時間が空きました。
そうこうしていると、部品注文してくれていた友人が来店
作業台の上にあるモーターの部品を興味深く見つめていました。

友人「これ焼けてますやん」
私「ん??あ~コンミテーター??」
友人「だって、この部分焼き切れてません?」
私「…どれどれ~~ うわ!?」

昔ラジコンなどを結構やってた彼にはすぐに分かったとの事
私「気づかなかった・・・」(;一_一)
でも、前回分解時こんな事にはなっていなかった。
撮りだめしていた写真をもう一度見てみるが、こんな露骨な焼け跡は写っていません。
あわてて、新品交換したモータエンドのブラシの部分を確認
あちゃ~~
新品だった面影はどこにもなく、こちらもかなりの熱を帯びたのか黒焦げ・・・
色々考察した結果、コンミテーター内部で、修理前からショートしていた模様。
それにより、エンド部ブラシ付近が高熱にさらされ接点融解・・・そしてせって不良を招き修理前の状態に至る。
深く考える事も無く、焦げた部品を新しくしたものだから、コンミテーター内部のショートが促進し今回に至る。
完全に私の診断ミスですな(-_-;)
もう少し深いところまで原因を追究していればこのような失敗は回避できたはずです~
見た目が綺麗でも中身を判断する点検をしてなかった・・
結局、コンミテーターだけでの部品発注は出来ないので、モーターアッセンブリ交換となりました。
当然、判断ミスし壊した部品は請求できないので、単なるモーター交換の見積に変更したいとKBさんにご連絡。
しかし、納得いかないのがこの症状がなぜ起きたのか。
通常であれば、容量の大きなバッテリーから電源供給を受け、大きな電気量を掛けるか、セルモーターが力不足なのに過剰に回し続けたかしないとこの様な症状は起こらないはず。
KBさんに確認するが、その様な事はありません。との事。
迷宮入りとなった今回の原因ですが、稀に起こる部品故障か?という事で様子見を行いました。
新しいセルモーターが届いたので、早速取り付けエンジンを始動してみます。
新旧比較してみると・・・
トップの部分のベアリングの形状が少し変わっています。
何か変更があったのかな?!少し気になりつつも作業しましたがww
組み上げ後
「キュルキュル~~ブルン!」
一発始動!!
不安要素は特になく正常にエンジンはスタートします。
何回か、始動停止を繰り返しやってみますが、問題はどこにもありません。
一先ずOKかな?!いや、OKでしょww
バッテリーの電圧も管理してみますが、全然悪くなる傾向もありませんし。電圧降下もほとんどありません。
という事で、ついでのオイル交換も終わらせ納車と相成りました。
KBさんお騒がせしましたね^^;
みなさん!エンジンが掛からない時に車などのバッテリーにつなぐジャンプ作業、気を付けてください!
大きな車の場合大容量バッテリーが積まれています。
軽自動車くらいなら問題ありませんが、排気量の大きな車などでジャンプしてのエンジン始動の場合危険です。
エンジンの始動性が悪い車両は特に問題あります。
今回の事例の様な事が起きやすいので調子が悪い車両は、まず調子を良くしましょう。
バッテリー上がりの場合でのジャンプ作業は、緊急時以外バッテリーの再充電もしくは交換による復旧を心がけてくださいね。
今回は当てはまらないですが、モーター焼けは始動時にしか起こりませんので、注意が必要です!!
次
KTさん GB改のキャブレター(FCR)のOH点検。
今回も放置によりエンジンが掛からなくなってしまったらしい・・
早速分解!の前に、バッテリーの充電!

海外製のバッテリーです。このマウント・・・・危ないです!
何か対策を・・・
ではキャブです。

ドレーンを外して、メインジェット周辺を観察
完全に腐ってる・・
フロートチャンバ内部は・・・


完全に腐ってる・・・
ガソリンが劣化しジェット類は全滅ですね・・
ゴムパッキン類も含めてすべて交換が必要です。
特にひどかったのが、燃料の出入り口になるフロートバルブ、バルブシートこちらワニスが硬化してバルブの摘出が出来ませんでした。
シートごと交換です。
全部品バラバラ
ジェット類は汚れすぎの為、掃除となると溶剤で解けちゃうので精度が落ちますので、基本全交換
フロートは再使用できますが、バルブ、バルブシートは痛みがひどいので交換。
パイロットスクリュー、エアスクリューなども磨きが2回目の為交換ですね。

ただ今ケイヒンに部品見積をお願いしているので、もう少々お待ちください。
エンジンオイル、点火プラグも交換しておきます。
エンジンオイルはキックの振り切りが楽になる様に少し種類を考えておきます。
次
HOさん マグナ50放置修理

海風にやられ塩害により全体的に錆が酷く、修理するのにすごく迷いが生じましたが、幸いエンジンなどは意外と元気なようなので、そのまま吸気系を中心に見積もりを出しています。
エンジンの圧縮の確認
先ずはプラグを外して電極の確認
見事にカブカブ・・・これでは、適正な火花は飛びません。
CDIが変更されているので、火花のチェック
完全にミスリーク起こしてますね・・交換です。でも火花はちゃんと飛んだw
それから、圧縮を測定
13キロほど少し高いくらいです。OK
でも、ヘッドの内部にはカーボンが堆積してそうです・・
一度添加剤お勧めしますので使ってみてください。
バッテリー
海外製ですね。
最近殆どの車両で使われている海外製バッテリー・・・
充電で対応できそうなので充電しておきます。
エンジンを始動するための3大要素良い圧縮、良い火花ここまでは何とか確保。
残すは良い燃料(ガス)ですが、ここに問題がありそうです。
キャブレターの点検

燃料が入っていない可能性が高かったのですが・・・
ちゃんと入っています。しかし、少し汚れがひどいですね。入れ物の汚れもありますが、出てくるときに既にやな匂いと色で判断できます。
早速分解
意外と綺麗な状態ですが、スロージェットが完全に詰まっていました。
つまり、始動できない理由はこのつまりです。程度がまだ悪くないので、ジェット類は全て洗浄し再使用。
燃料規制に係わるフロートバルブも消耗が酷いので交換。
エンジンオイルはガソリン補給のたんびにやっていたとの事ですが、真っ黒です・・・
かなりエンジン内部には汚れが溜まっているのかな・・交換して様子を観察します。
以上から、キャブレターのOH、プラグ交換、エンジンオイルの交換バッテリー充電などが必要です。
ヘッドライトが点灯しないのは電球の球切れである事が分かりました。
ブレーキは、少し動きが悪いので、キャリパーのピストン揉み出し作業と、パッドの面取り、ブレーキフルードの交換、エア抜き。さらにレバーのグリスアップで対応できそうです。
一応、予算内と思われますので、部品の方は先に手配済みです。
見積を本日ご連絡しますので、宜しくお願いいたします。
次
IUさんのガンマの続きもやってます。

前回エンジンを積み込み、周辺の部品を取り付けているのですが、部品一つ一つが汚れたり、交換が必要だったりと何せ時間が掛かっています。
水回りのホース交換等の前に、排気デバイス系のメンテナンスから作業開始。
サーボモーターなどの分解洗浄、ワイヤーが酷く傷んでいたので、ワイヤー交換などしておきました。



もう磨いても中々綺麗になってくれません^^;
でも、どうにか形にして、ワイヤーの交換、調整などを行いデバイス周辺機器の完成~

再使用のワイヤー並びに新品のワイヤーはスプレーグリスにて一本一本潤滑作業をしておきました~
後は組み付けていき
スズキの複雑なコントロール機器・・・の完成!
今日時間が出来たら、水回りの部品と共にセットしていきます。
まだ、時間が掛かりそう・・・
頑張ります!!
ん~~早く納車したいww
今週もバタバタ色々忙しくさせて頂いております。
早速ですが、報告していきます。
KBさん ジェンマのセルモーターOH作業続報です。
車体の方はもう作業終了しKBさんへ納車しているので、事後報告です。
前回、モータの不具合箇所を見つけて部品交換しエンジンへ戻し様子を伺っていたのですが、どうも回してみると重たい・・・
重たいと言うか、回転不良と言うか?!
バッテリーの再充電を行いまして、再度チャレンジするも結果は同じでした><
バッテリーが寿命なのか??
そんな勘違いまで出てしまいそうでしたが、冷静に考えれば分かります。
やはり、モーターの駆動がおかしいんです。
ブラシなどを交換した際は稀に馴染不良から、力不足を呼んでしまう事がたまにありますが、今回もその類かな?
組み付け時に少しミスったかな?
一先ず再度分解してみる事に・・・
外そうとモータに触れてみると、結構な熱を持っている事に違和感。それに何やら焦げ臭い。。。


そうこうしていると、部品注文してくれていた友人が来店
作業台の上にあるモーターの部品を興味深く見つめていました。

友人「これ焼けてますやん」
私「ん??あ~コンミテーター??」
友人「だって、この部分焼き切れてません?」
私「…どれどれ~~ うわ!?」

昔ラジコンなどを結構やってた彼にはすぐに分かったとの事
私「気づかなかった・・・」(;一_一)
でも、前回分解時こんな事にはなっていなかった。
撮りだめしていた写真をもう一度見てみるが、こんな露骨な焼け跡は写っていません。
あわてて、新品交換したモータエンドのブラシの部分を確認


新品だった面影はどこにもなく、こちらもかなりの熱を帯びたのか黒焦げ・・・
色々考察した結果、コンミテーター内部で、修理前からショートしていた模様。
それにより、エンド部ブラシ付近が高熱にさらされ接点融解・・・そしてせって不良を招き修理前の状態に至る。
深く考える事も無く、焦げた部品を新しくしたものだから、コンミテーター内部のショートが促進し今回に至る。
完全に私の診断ミスですな(-_-;)
もう少し深いところまで原因を追究していればこのような失敗は回避できたはずです~
見た目が綺麗でも中身を判断する点検をしてなかった・・
結局、コンミテーターだけでの部品発注は出来ないので、モーターアッセンブリ交換となりました。
当然、判断ミスし壊した部品は請求できないので、単なるモーター交換の見積に変更したいとKBさんにご連絡。
しかし、納得いかないのがこの症状がなぜ起きたのか。
通常であれば、容量の大きなバッテリーから電源供給を受け、大きな電気量を掛けるか、セルモーターが力不足なのに過剰に回し続けたかしないとこの様な症状は起こらないはず。
KBさんに確認するが、その様な事はありません。との事。
迷宮入りとなった今回の原因ですが、稀に起こる部品故障か?という事で様子見を行いました。

新旧比較してみると・・・

何か変更があったのかな?!少し気になりつつも作業しましたがww
組み上げ後
「キュルキュル~~ブルン!」
一発始動!!
不安要素は特になく正常にエンジンはスタートします。
何回か、始動停止を繰り返しやってみますが、問題はどこにもありません。
一先ずOKかな?!いや、OKでしょww
バッテリーの電圧も管理してみますが、全然悪くなる傾向もありませんし。電圧降下もほとんどありません。
という事で、ついでのオイル交換も終わらせ納車と相成りました。
KBさんお騒がせしましたね^^;
みなさん!エンジンが掛からない時に車などのバッテリーにつなぐジャンプ作業、気を付けてください!
大きな車の場合大容量バッテリーが積まれています。
軽自動車くらいなら問題ありませんが、排気量の大きな車などでジャンプしてのエンジン始動の場合危険です。
エンジンの始動性が悪い車両は特に問題あります。
今回の事例の様な事が起きやすいので調子が悪い車両は、まず調子を良くしましょう。
バッテリー上がりの場合でのジャンプ作業は、緊急時以外バッテリーの再充電もしくは交換による復旧を心がけてくださいね。
今回は当てはまらないですが、モーター焼けは始動時にしか起こりませんので、注意が必要です!!
次
KTさん GB改のキャブレター(FCR)のOH点検。
今回も放置によりエンジンが掛からなくなってしまったらしい・・
早速分解!の前に、バッテリーの充電!

海外製のバッテリーです。このマウント・・・・危ないです!
何か対策を・・・
ではキャブです。

ドレーンを外して、メインジェット周辺を観察

フロートチャンバ内部は・・・



ガソリンが劣化しジェット類は全滅ですね・・
ゴムパッキン類も含めてすべて交換が必要です。
特にひどかったのが、燃料の出入り口になるフロートバルブ、バルブシートこちらワニスが硬化してバルブの摘出が出来ませんでした。

全部品バラバラ

ジェット類は汚れすぎの為、掃除となると溶剤で解けちゃうので精度が落ちますので、基本全交換

フロートは再使用できますが、バルブ、バルブシートは痛みがひどいので交換。

パイロットスクリュー、エアスクリューなども磨きが2回目の為交換ですね。


ただ今ケイヒンに部品見積をお願いしているので、もう少々お待ちください。
エンジンオイル、点火プラグも交換しておきます。
エンジンオイルはキックの振り切りが楽になる様に少し種類を考えておきます。
次
HOさん マグナ50放置修理

海風にやられ塩害により全体的に錆が酷く、修理するのにすごく迷いが生じましたが、幸いエンジンなどは意外と元気なようなので、そのまま吸気系を中心に見積もりを出しています。
エンジンの圧縮の確認
先ずはプラグを外して電極の確認

CDIが変更されているので、火花のチェック

それから、圧縮を測定

でも、ヘッドの内部にはカーボンが堆積してそうです・・
一度添加剤お勧めしますので使ってみてください。
バッテリー


最近殆どの車両で使われている海外製バッテリー・・・
充電で対応できそうなので充電しておきます。
エンジンを始動するための3大要素良い圧縮、良い火花ここまでは何とか確保。
残すは良い燃料(ガス)ですが、ここに問題がありそうです。
キャブレターの点検


燃料が入っていない可能性が高かったのですが・・・

早速分解

つまり、始動できない理由はこのつまりです。程度がまだ悪くないので、ジェット類は全て洗浄し再使用。
燃料規制に係わるフロートバルブも消耗が酷いので交換。

エンジンオイルはガソリン補給のたんびにやっていたとの事ですが、真っ黒です・・・

以上から、キャブレターのOH、プラグ交換、エンジンオイルの交換バッテリー充電などが必要です。
ヘッドライトが点灯しないのは電球の球切れである事が分かりました。
ブレーキは、少し動きが悪いので、キャリパーのピストン揉み出し作業と、パッドの面取り、ブレーキフルードの交換、エア抜き。さらにレバーのグリスアップで対応できそうです。
一応、予算内と思われますので、部品の方は先に手配済みです。
見積を本日ご連絡しますので、宜しくお願いいたします。
次
IUさんのガンマの続きもやってます。

前回エンジンを積み込み、周辺の部品を取り付けているのですが、部品一つ一つが汚れたり、交換が必要だったりと何せ時間が掛かっています。
水回りのホース交換等の前に、排気デバイス系のメンテナンスから作業開始。
サーボモーターなどの分解洗浄、ワイヤーが酷く傷んでいたので、ワイヤー交換などしておきました。





でも、どうにか形にして、ワイヤーの交換、調整などを行いデバイス周辺機器の完成~


再使用のワイヤー並びに新品のワイヤーはスプレーグリスにて一本一本潤滑作業をしておきました~

後は組み付けていき


今日時間が出来たら、水回りの部品と共にセットしていきます。
まだ、時間が掛かりそう・・・
頑張ります!!
ん~~早く納車したいww