KMさん KH400ブレーキOH&イグニッション接触不良修理!
2013/05/30 Thu. 20:50 [作業日記]
こんにちは
梅雨入りしこれから雨の日が多くなりますが、皆さん気をつけてくださいね~
何が多いかって・・・事故ですよ事故。
単独事故が増えてしまうのが梅雨入りしたばかりのこの季節です。
転倒したバイクは修理が可能ですが、体の場合うまく行かない事も多い上に、命に関わる場合はそれどころではなくなりますからね・・・
ほんと注意して走行してください。
さてさて、久しぶりにKHの作業です。
オーナーのKMさんは少し体調を崩されておりましたが、改善の見込みが出てきたらしくご連絡くださいました。
作業の方は少し甘えさせてもらって、後回しにさせて頂いたのですが、ご連絡いただけたので早速作業再開しておりました^^

残す作業は、引き摺りの出ているフロントブレーキのOHと、イグニッションスイッチをOFFにしてもエンジンが止まらない症状を修理!
では、ブレーキの分解から行います。
マスターシリンダーの蓋を開けてフルードを確認。
ウーロン茶のような色になっています。フルードの交換は一応されていたようですね~
キャリパーを分解
現行のキャリパーと違いなんともシンプルな見た目ですが、結構中身は凝った作りになってます。
ブレーキパッドを外すとピストンが見えてきますが、既にフルードの滲み汚れなどが出ていました。
この写真では少しわかりずらかったですね^^;
分解します
シングルピストンスライド型のキャリパーですが、削りだす加工などが、この当時ではこれが精一杯だったのでしょう。量産する事を考えると理解できます。
ブレーキパッドなどは丸型だしw
ピストンの収まっているキャリパー内部
黒いシールも見えますが、結構な汚れが溜まっているようです。
ピックでシールを外して、溝の中を掻き出して掃除します

軽くピックでほじってみるとみると・・・溝の中に隠れている汚れがぼろぼろ出てきました^^;
ピックでの掃除、水洗いを経て真鍮ブラシにてブラッシング!
汚れたピストンも磨いてスタンバイします
ピストンは錆も少なく再使用の不安も有りません。
以前部品を注文する際に一番心配していた部分なんですが、ゴム類のシールを含めてダストカバーまで全て揃いました。
組み立てます!

出来た!はや(笑)
続きまして苦労したマスターシリンダー^^;
キャリパー側もそうでしたが、マスター側もフルード漏れがありました。
それも結構な量が漏れ出しています。
早速分解と行きたいのですが、中のサークリップまでが遠い事・・・><
持ってる工具でもサークリップを外す事が出来ず、結局ピックで無理やり外す暴挙に^^;
傷が若干中に着いちゃいました。
しかし、工具も似たような物ばかりなので、スミマセン。方法がなかったので許してください。
フルード漏れにつながる物ではありませんので、そこはご安心下さい。
キャリパー同様に水洗い、ブラッシングにてピストンキットの交換も終わり作業完了


しっかりエア抜き作業も完了しました。
フルードは元々無色透明です。2年に一度は交換するようにしましょう。
出来上がりはフロントホイールを回して確認
引き摺りもなくなりスムーズに回っています。タッチも良くなってブレーキは終了~
引き続きもう一つの作業を行います。
症状は、エンジンを掛けた後、IGキーOFFにしても・・・・エンジンが止まりません^^;
ハンドルを真っ直ぐにした時だけ反応して、エンジンは止まります。
IGスイッチ裏の接触不良?でも、キルスイッチでの反応も一緒なので、メインハーネス??
ん~~
ハーネスにしても、ヘッドパイプ付近に間違いは無いと思い、点検するにもヘッドライト内のハーネス先端から引き出しての作業になるので、先ずはスイッチ周辺からテストしていきました。
何れも異常なし。
やはりハーネス内か~~^^;
調べると、ハンドルを切る際に曲がりのきつい所を発見。
エンジンを始動し、テストしてみるとその付近に触ると正常に作動する事も分かりましたので、早速ハーネスをひん剥いて確認していきます。
剥いてみると・・・w
分岐になっている1次側の黒白線が・・・見事に切れてます^^;
ハーネスの曲がりがきつい部分で曲げ伸びがハンドルを切る度に起こり、線が金属疲労を起こしたのでしょう。
意外と睨んだ場所が原因だったので、早速ハンダにて溶接し修理!



配線を元に戻してテスト!
ハンドルの切れ角はどの位置でも作動する事が確認できました。
これで、エンジンの始動困難&燃料系&ブレーキ&点火系ハーネスの修理が完了!

明日の昼間に報告のご連絡をしますので、KMさん宜しくお願いします。
でわ!
梅雨入りしこれから雨の日が多くなりますが、皆さん気をつけてくださいね~
何が多いかって・・・事故ですよ事故。
単独事故が増えてしまうのが梅雨入りしたばかりのこの季節です。
転倒したバイクは修理が可能ですが、体の場合うまく行かない事も多い上に、命に関わる場合はそれどころではなくなりますからね・・・
ほんと注意して走行してください。
さてさて、久しぶりにKHの作業です。
オーナーのKMさんは少し体調を崩されておりましたが、改善の見込みが出てきたらしくご連絡くださいました。
作業の方は少し甘えさせてもらって、後回しにさせて頂いたのですが、ご連絡いただけたので早速作業再開しておりました^^

残す作業は、引き摺りの出ているフロントブレーキのOHと、イグニッションスイッチをOFFにしてもエンジンが止まらない症状を修理!
では、ブレーキの分解から行います。
マスターシリンダーの蓋を開けてフルードを確認。

キャリパーを分解

ブレーキパッドを外すとピストンが見えてきますが、既にフルードの滲み汚れなどが出ていました。

分解します

ブレーキパッドなどは丸型だしw
ピストンの収まっているキャリパー内部

ピックでシールを外して、溝の中を掻き出して掃除します


ピックでの掃除、水洗いを経て真鍮ブラシにてブラッシング!

汚れたピストンも磨いてスタンバイします


以前部品を注文する際に一番心配していた部分なんですが、ゴム類のシールを含めてダストカバーまで全て揃いました。



続きまして苦労したマスターシリンダー^^;


それも結構な量が漏れ出しています。
早速分解と行きたいのですが、中のサークリップまでが遠い事・・・><
持ってる工具でもサークリップを外す事が出来ず、結局ピックで無理やり外す暴挙に^^;


しかし、工具も似たような物ばかりなので、スミマセン。方法がなかったので許してください。
フルード漏れにつながる物ではありませんので、そこはご安心下さい。
キャリパー同様に水洗い、ブラッシングにてピストンキットの交換も終わり作業完了




フルードは元々無色透明です。2年に一度は交換するようにしましょう。
出来上がりはフロントホイールを回して確認

引き摺りもなくなりスムーズに回っています。タッチも良くなってブレーキは終了~
引き続きもう一つの作業を行います。
症状は、エンジンを掛けた後、IGキーOFFにしても・・・・エンジンが止まりません^^;

IGスイッチ裏の接触不良?でも、キルスイッチでの反応も一緒なので、メインハーネス??
ん~~
ハーネスにしても、ヘッドパイプ付近に間違いは無いと思い、点検するにもヘッドライト内のハーネス先端から引き出しての作業になるので、先ずはスイッチ周辺からテストしていきました。

やはりハーネス内か~~^^;
調べると、ハンドルを切る際に曲がりのきつい所を発見。
エンジンを始動し、テストしてみるとその付近に触ると正常に作動する事も分かりましたので、早速ハーネスをひん剥いて確認していきます。


分岐になっている1次側の黒白線が・・・見事に切れてます^^;
ハーネスの曲がりがきつい部分で曲げ伸びがハンドルを切る度に起こり、線が金属疲労を起こしたのでしょう。
意外と睨んだ場所が原因だったので、早速ハンダにて溶接し修理!




配線を元に戻してテスト!


これで、エンジンの始動困難&燃料系&ブレーキ&点火系ハーネスの修理が完了!


明日の昼間に報告のご連絡をしますので、KMさん宜しくお願いします。
でわ!