HMさん Vツインマグナトライク始動困難修理内容報告!
2013/02/28 Thu. 00:25 [作業日記]
こんばんは
本日二回目の更新^^
では参ります!
お客さんはHMさん、車両はホンダ Vツインマグナ250のトライク仕様車です。
所謂三輪車です!
ベースが国産バイクのトライクは当店で修理請け負ってます。
と言っても、駆動部分は部品調達がまだできませんので、ベース車両の調子を見るのが基本です。
この車両は実は二回目です!
以前・・・どれくらい前だろうか?
同じくエンジンが掛けられなくなったと、問い合わせを頂きまして・・
調べた結果バッテリー上がりが原因だという事が分かり、GSユアサBTへ交換したことがありました。
それから時間は経過し久しぶりのご依頼を頂いたという訳です。
今回も、バッテリー上がりで、始動困難に陥った模様です。
しかし、エンジンの調子をお伺いしたところ、バッテリーだけではなさそうだったので、ご入庫頂きました。
アメリカンのトライクはカッコいいですね~♪
やっぱりうちでも販売できないか悩みます~
さてさて、本題へ。
バッテリーの状態を確認してみます。
電圧は11.72Vと低く、エンジンスタートさせてみると馬力が全然足りていません。
物の5秒くらいでクランキングできない状態になってしまいます。
ここは、ひとまず充電ですね。
違うバッテリーで、始動し調子を伺いました。
エンジンも無事にスタートするのですが、暖気運転時で調子が悪い!
スロットルに対して、エンジンはストールしそうになるばかりで、着きがとにかく悪い状態でした。
吹け上がってもパッとしないと言った感じです。
使用状況は週に1~2回乗れるかどうかで、乗れない時もしばしあるとの事です。
バッテリーにとってもつらい条件ですが、キャブレターにとっても同じことです。
新しいガソリンが次から次に入ってくる状況が理想なんですが、それは毎日乗ってこそあり得る事です。
キャブレター内部に残ったガソリンが気化してしまってから、新しいガソリンが添加される事を繰り返すと、次第に各部にはワニスや、汚れが徐々に蓄積していき、終いには詰まらせたりしかねませんからね・・

キャブレター並びにエンジンオイルやプラグも交換対象になってきます。。
一先ず、エンジンが始動している間に充電状態をチェックしました。
ピークで14.5V出ています。
これは問題ないレベルです。
時間差で、充電しない状態になるやもしれないので、念のため修理完了後もう少し様子は見たいと思います。
ここで、HMさんへ状況報告をしようと電話してみましたが、残念ながら仕事中なのか連絡が着かない状態でした~
みなさん仕事してますもんね^^;仕方ありません。
大変場所も取りますので、予定通りキャブレターのチェックに移りました。
分解しながら吸気系の状態も確認していきます。
まず、肝心要のガソリンは・・
質、量的に問題無。
ガソリンタンクを外してエアクリーナーを見てみます。

汚れは特に目立ってありません。このままエアブローにて掃除で良いと思います。
交換は2万キロ付近でも大丈夫です。
続きましてようやく姿を現したのはキャブレター
サクサクと外しちゃいます。
まずは、気になるフロートチャンバー内部は?
それほど汚れは酷く無さそうです。
しかし、この状況によく騙されます~
触ってみた感じでは、フロートバルブにヘタリがあるのが分かりました。
それとフロートチャンバ内に異物を発見

金色に輝く何かの金属粉?!
すぐに分かりました。
この写真だと分かりずらいのですが、ジェットの頭が少し削れてます。
これはこのブログで何回か指摘してきた部分で、取り外したり組み付けたりする際に使用するマイナスドライバーが傷つけた後です。
恐らく、この傷つきの際に出た真鍮の片りんだと思われます。
これが直接原因だと思えませんが、異物は異物です・・・
チョークバルブの付近にも汚れ(錆び)がありました。

見たところバルブやリターンスプリングはものすごく綺麗です。
この部分はリターンスプリングが錆びやすく、恐らくですがチョークバルブは交換されたのではないか?と言う疑念がわきます。
その際にと言うより、以前この車両を納車整備した時もしくは、以前のOH時に綺麗にしていなかった?
という事かな~~
ジェットの状況もそれで話に辻褄が合いますし。
他にもエアカットバルブの周辺も汚れが蓄積していました。


低速ギヤなどで高回転からエンジンブレーキがかかる際(スロットル全閉時)に、スロー系のエアーをカットし燃調を濃くすることで、アフターファイヤが抑制されるようにするのが役割なんですが、汚れが溜まってますね~
これでは、正常に作動していないかも・・
で、結局全バラですね・・
傷んでしまったメイン・スロー(パイロット)ジェットは念のため交換します。
少しもったいない気がしますが・・
燃調がしびやに影響しますので・・
へたっていたフロートバルブ

この部品は重要部品ですので、これだけ消耗していると良くありません。分かりにくいですが、こちらも相手(シート)と一緒に交換です。
他には、パッキンがことごとく死んでいますので全部交換ですね。
本体は入念に洗浄して調子だし頑張ります!!
以上がキャブレターでした。
他には、交換時期を迎えているエンジンオイル&オイルフィルター、点火プラグも交換予定です。
また部品が入庫したら作業に入りますね!
ふい~~今週はいろんな意味で疲れました~^^;
定休日を少し有意義に過ごそうかな~なんて思っちゃう今日この頃でございますw
金曜日からまたバリバリやりまっせ!www
本日二回目の更新^^
では参ります!
お客さんはHMさん、車両はホンダ Vツインマグナ250のトライク仕様車です。

所謂三輪車です!
ベースが国産バイクのトライクは当店で修理請け負ってます。
と言っても、駆動部分は部品調達がまだできませんので、ベース車両の調子を見るのが基本です。
この車両は実は二回目です!
以前・・・どれくらい前だろうか?
同じくエンジンが掛けられなくなったと、問い合わせを頂きまして・・
調べた結果バッテリー上がりが原因だという事が分かり、GSユアサBTへ交換したことがありました。
それから時間は経過し久しぶりのご依頼を頂いたという訳です。
今回も、バッテリー上がりで、始動困難に陥った模様です。
しかし、エンジンの調子をお伺いしたところ、バッテリーだけではなさそうだったので、ご入庫頂きました。

アメリカンのトライクはカッコいいですね~♪
やっぱりうちでも販売できないか悩みます~
さてさて、本題へ。
バッテリーの状態を確認してみます。

電圧は11.72Vと低く、エンジンスタートさせてみると馬力が全然足りていません。
物の5秒くらいでクランキングできない状態になってしまいます。
ここは、ひとまず充電ですね。
違うバッテリーで、始動し調子を伺いました。

エンジンも無事にスタートするのですが、暖気運転時で調子が悪い!
スロットルに対して、エンジンはストールしそうになるばかりで、着きがとにかく悪い状態でした。
吹け上がってもパッとしないと言った感じです。
使用状況は週に1~2回乗れるかどうかで、乗れない時もしばしあるとの事です。
バッテリーにとってもつらい条件ですが、キャブレターにとっても同じことです。
新しいガソリンが次から次に入ってくる状況が理想なんですが、それは毎日乗ってこそあり得る事です。
キャブレター内部に残ったガソリンが気化してしまってから、新しいガソリンが添加される事を繰り返すと、次第に各部にはワニスや、汚れが徐々に蓄積していき、終いには詰まらせたりしかねませんからね・・


キャブレター並びにエンジンオイルやプラグも交換対象になってきます。。
一先ず、エンジンが始動している間に充電状態をチェックしました。

これは問題ないレベルです。
時間差で、充電しない状態になるやもしれないので、念のため修理完了後もう少し様子は見たいと思います。
ここで、HMさんへ状況報告をしようと電話してみましたが、残念ながら仕事中なのか連絡が着かない状態でした~
みなさん仕事してますもんね^^;仕方ありません。
大変場所も取りますので、予定通りキャブレターのチェックに移りました。
分解しながら吸気系の状態も確認していきます。
まず、肝心要のガソリンは・・
質、量的に問題無。
ガソリンタンクを外してエアクリーナーを見てみます。


交換は2万キロ付近でも大丈夫です。
続きましてようやく姿を現したのはキャブレター

サクサクと外しちゃいます。

まずは、気になるフロートチャンバー内部は?

しかし、この状況によく騙されます~
触ってみた感じでは、フロートバルブにヘタリがあるのが分かりました。

それとフロートチャンバ内に異物を発見


すぐに分かりました。

この写真だと分かりずらいのですが、ジェットの頭が少し削れてます。
これはこのブログで何回か指摘してきた部分で、取り外したり組み付けたりする際に使用するマイナスドライバーが傷つけた後です。
恐らく、この傷つきの際に出た真鍮の片りんだと思われます。
これが直接原因だと思えませんが、異物は異物です・・・
チョークバルブの付近にも汚れ(錆び)がありました。


見たところバルブやリターンスプリングはものすごく綺麗です。
この部分はリターンスプリングが錆びやすく、恐らくですがチョークバルブは交換されたのではないか?と言う疑念がわきます。
その際にと言うより、以前この車両を納車整備した時もしくは、以前のOH時に綺麗にしていなかった?
という事かな~~
ジェットの状況もそれで話に辻褄が合いますし。
他にもエアカットバルブの周辺も汚れが蓄積していました。



これでは、正常に作動していないかも・・
で、結局全バラですね・・


傷んでしまったメイン・スロー(パイロット)ジェットは念のため交換します。
少しもったいない気がしますが・・

へたっていたフロートバルブ


他には、パッキンがことごとく死んでいますので全部交換ですね。
本体は入念に洗浄して調子だし頑張ります!!
以上がキャブレターでした。
他には、交換時期を迎えているエンジンオイル&オイルフィルター、点火プラグも交換予定です。
また部品が入庫したら作業に入りますね!
ふい~~今週はいろんな意味で疲れました~^^;
定休日を少し有意義に過ごそうかな~なんて思っちゃう今日この頃でございますw
金曜日からまたバリバリやりまっせ!www