ホンダ ゴリラ改75cc エンジンオーバーホール
2020/12/04 Fri. 01:48 [お預かり車両点検修理!!]
[edit]
ご無沙汰しております('◇')ゞ元気に営業中! TOさんキャビーナ90点検結果報告!!
2017/06/22 Thu. 21:55 [お預かり車両点検修理!!]
こんばんは
かなり更新をほったらかしにしていて、正直このブログの意義すら問われてもおかしくない!
ま、そう言わずお付き合い宜しくお願いします。
私少々仕事がらみでのインターネットに疲れております(笑)
冗談はさておきまして、今日は久しぶりに点検結果の報告です。
と言いますのも、今回のお客さんTOさんは京都在住のお客さん。
わざわざ京都からお店に来てくれた方でして、電話だと伝わりにくいと思いまして、久しぶりに更新している次第です。
今回の車両は、ホンダキャビーナー90
リード系エンジン搭載のブロードの屋根付きタイプです。
3輪のジャイロキャノピーの方はよく見ますかね。
このバイクも現役当時はあちらこちらで見たものですが、確実に絶滅危惧種指定でございます(笑)
いつも通りバッテリーからチェックしていきます。
店に来てくれた時は確かバッテリーはあがってなかったような気がするのですが、現状はあがってしまっています・・・(;^ω^)
私の方で、上げた記憶は全くありませんので、記憶違いか、預かっている間に弱ったのか・・・
常時電圧が
4.28V・・・・
充電不可なくらい下がってますね。
エンジンをキックでスタート
充電電圧測定・・・12V小と言ったところで、充電はしようと頑張ってるのは確認できました。
ごめんなさい写真撮り忘れてしまいました(;´Д`)
この状態を確認すると、預かっている間位に上がった可能性は低いですね。。
私の勘違いだったようです。
このバッテリーはこの状態から充電器にセットしても、充電器の判断で充電が開始されません。安価バッテリーという事も考えると交換が良いでしょう。
バッテリートラブルは意外とストレスですからね・・
灯火類の異常はバッテリー上がりの影響だけで、特に有りませんでした。
預かり時にブレーキの異音とエンジンの調子、クッションのヘタリを見て欲しいと言われていたので、少し店前で試乗してみます。
エンジンは、かぶりが酷く発進が鈍く加速も不十分ですね。90ccじゃないみたい。
ブレーキをかけてみると、引きずりがあり、音もキリキリうるさく、効きがものすごく甘いです。
クッションはフロントは論外。ほぼフルボトム状態でハンドルが取られるくらい。
リヤクッションも揺れっぱなしで乗り心地も・・・(;^ω^)
エンジンについては、少し聞きたくない異音も混ざっています。
クランクやシリンダーに傷等無ければいいのですがね・・・
あとで確認してみます。
点検の続き
フロントの足回りをチェック
ホイールベアリングのガタつきは無し。
ステムスムーズに末切り出来るしがたは有りません。
しかし、フロントフォークのボトムケースが真っ黒です。
覗き込むと・・・
完全に左右共オイル漏れしており、どろどろになってました~
オイルの入るちゃんとしたフォークなんですが、これでは納得です・・・
この状態は壊すところまでやりかねないので、フォークのオーバーホールが必要です。
フロントタイヤ
まず、サイズがワンサイズ細くなっています。90/90-12本来は100/90-12
おまけに溝が方べりしていて交換時期に来ていますね。
これ以上ひっぱても良い事は有りませんので交換です。
エアバルブもひび割れが酷いので一緒が良いでしょう。
フロントブレーキ
掛けた時に違和感を感じたんですけど・・・
社外品のブレーキシュウに交換されているんですが、スプリングの長さが長すぎるため、ブレーキ操作を止めてもきっちりリターンせず引きずりを起していました。
元々の掃除やグリスアップもされずに組み付けられたのか、パネルもカム部も汚いままですね。
作業は素人さん以下です・・・
勿体ないですが、交換が必要です。
使用するブレーキシュウは純正部品で、各部グリスアップと清掃をきっちりやるつもりです。
タイヤ交換との同時交換が理想です。費用が少し安くなりますよ~
リヤブレーキも音を出していたんですが、状況はこんな感じ
後ろは純正パーツなんですが、錆が酷かったのか、結構シュウの表面が目詰まりしてます。
表面をペーパーで処理しグリスアップすればよくなっりするんですが、その後又鳴き出したりする傾向が強いので、高い部品でもないですし交換してはどうでしょうか?
一応交換予定で見積もりはしております。
こちらもリヤタイヤとセットがお得ですね。
リヤタイヤ
フロント同様サイズがワンサイズ細いのと製造年が古すぎます・・・
2004年35周目・・・古すぎますね
溝もそんなに無いし、今回の意味合いから交換をお勧め。
点検中にマフラーのマウント部に故障発見
マフラーを固定するためのマウント部下側のボルトが欠品していたんですが、原因はねじ山がなめて潰れている様ですね。
修理しておかないと、マフラーが今度壊れます。
修理はリコイルを使用し、修理となります。
点火プラグ
点火プラグは黒く煤けてかぶってます。
メーカーの分からない海外製品?でした・・・(;^ω^)銅ワッシャが分厚く長さも短くなってるので圧縮も下がってたんじゃないかな。もちろん交換です。
少しはしゃきっとするはずです!
エンジン自体は異音が聞こえます。
恐らくシリンダー並びにクランクシャフト付近のベアリングが傷んでいると思われます。
詳しくは分解しないとわかりませんが、長い間使用するのであれば、エンジンOHも視野に入れておいた方が良さそうですね。
エアクリナー
これは意外ときれい。
ただし油気が殆ど無いので、掃除してからオイルを塗りこんで組み付けですね。
駆動系
ウェイトローラー
消耗は進んでませんが、かなりやれた感じです。走るたびに熱にさらされてしまうので痛みます。
関連部品でスライドピース
これは結構消耗してますね。
Vベルト
全体的にぐにゃぐにゃでしっかりしてません。長距離走ったりすると切れてしまいそうですね。
交換が良いでしょう。
駆動系は年数だけが経ってて消耗もそれなりですが、それ以上にへたっていますね。
これからの事を考えるとOHが必要です。
ファイナルミッションギヤオイルも交換です。
キャブレター
ガソリンが滲み汚れがひどいですね・・・
ちゃんとした方が燃費も向上しますし、調子も上がるはずです。OH予定で見積もりに書いております。
エンジンは一応これだけのことやれば調子が良くなるはずなんですが、中の状態が心配ですね。
また詳しくは電話にて見積もりご連絡します!
見積もりの作業内容
・バッテリー交換
・フロントサスOH
・リヤサス交換
・前後タイヤ交換
・前後ブレーキシュウ交換、グリスアップ
・ブレーキワイヤ潤滑
・点火プラグ交換
・エアクリナー掃除
・マフラーマウント部修理
・駆動系OH
結構内容が多いのですが、実際はエンジンのOHもお勧めしたいところです。
また詳しくは土曜日ご連絡時に!
TKさん BT1100ブルドック車検前点検結果報告!
2017/02/09 Thu. 18:51 [お預かり車両点検修理!!]
TKさんお待たせしました~
車両は珍しいバイク
BT1100ブルドック
この車両はヤマハイタリア(旧ベルガルダヤマハ)が設計、開発、生産した車両でして、いわゆる並行輸入車両です。簡単に言うと外車扱いになるんですよね(;^ω^)
当店ではなかなか部品の面で苦労している車両なんですが、前回キャブレターなどで色々わかっていることもあり、車検をオーダー頂けたので、作業させて頂いていますが、通常他の並行輸入車両は難しいです・・
さて、ただいま、部品を手配するべく一部パーツリストコピーを手配しています。
見積もりにはもう少々お時間下さい。
点検が終わってますのでご報告です
バッテリー
常時電圧は文句なし
充電電圧
こちらも問題なしバッテリーはまだ元気ですね~
保安装置(テールランプやウインカー類)では、フロントのブレーキランプが灯りません。
すぐに原因を探してみたら・・・
ピンボケでわかりにくいですが、フロントブレーキのスイッチの端子が外れているだけでした!
端子を元通りにしたら正常に作動しております。
ヘッドライト
HIDに交換されているのですが、始動と同時にバラストが調子悪いのか、点いたり消えたり・・・
このままでは車検で指摘されてしまうので、普通のハロゲンに交換します。
点灯してから消えてしまうことも有りましたのでね・・・
足回り、タイヤ
今のところ問題のある部分は有りませんでした。
ブレーキ
フロント
作動不良もなく、パッドも残量はまだ大丈夫です。ブレーキダストがたまっていたので、エアブローだけして戻しております。
リア
バイクを毎日動かして気になっていたんですが、少しこの車両は重いんですよね~
感触としては、ブレーキが引きずっている様な感じ・・・
フロントに引きずりは無かったんですが、リアはどうなのか?
リアホイールのベアリング等を確認するときに、軽く回してみたんですが、やはり、リアだけ重いですね。
この写真は、止まっているように見えますが、手で持って回した直後に撮っているんです。
手を放すと同時に止まる感じでして、結構重症です。
キャリパーを外して回してみるとこんな感じ
ドライブシャフトなので、こんなに勢いよく回りません。(フラッシュ無で撮っているので、シャッタ速度が遅いため)
それでも、軽く回ります。
キャリパの内側
パッドはまだ使えますが、ピストン周辺に結構な汚れが見えます。
ピストンの作動も重く、片方が動こうとしていません。
恐らく、このリアはキャリパー内部が相当汚れているのでは無いかと疑っています。
リアマスターのタッチも柔らかく、効きも悪そうですね・・
リアはブレーキのOHが必要ですね。
フロントは住友のキャスティングなんですが、程度が違いますし、リアだけですがやっておきましょう。このままの使用は危険です。
フルードは前後共に交換とエア抜きが必要ですね。
駆動系はドライブシャフトですので、がたのチェックだけしておきました。
もちろん問題は有りません。
デフオイル距離がいってないのでまだ大丈夫です。
20000キロほどで交換してやってください。
エアクリーナー
距離的な部分からまだ大丈夫かな?と思ったのですが、結構詰まってます・・
そして、フィルターが結構傷んでいるのが気になります。
少し早いように思いますが、年式を考えたら交換しておく方が無難かもです。
部品もすぐに手に入るものでもないと思いますので、この際やっておきましょう。
点火プラグ
電極の消耗はそんなにひどくありませんが、ガスケットがヘタリきってます。
それに若干ですが、汚れ方が前後で違うんですよね。
排気ガスの検査が有りますので、交換しておきます。
エンジンオイル
色も量も適正ですので、問題なし。
点検は以上
以下の内容で見積もりです
フロントブレーキフルード交換エア抜き・・・必須
リアブレーキOHフルード抜き替え・・・必須
点火プラグ交換・・・必須
エアクリーナー交換・・・お勧め
マフラーノーマルへ交換・・・必須
以上
少し時間かかってますが、問屋からまだ返事が無いので、わかり次第メールでご連絡です。
もう少々お時間頂戴します。
終わり
STさん VFR400R車検前点検報告!
2017/02/09 Thu. 15:11 [お預かり車両点検修理!!]
こんにちは
すっかり報告が遅れてしまいました。
中々見積もりがうまくいってませんが、先に2件分点検結果だけ報告しておきます。
まずは、STさんのVFR400Rです。
この車両は4年前に当店で車検作業を受けて頂いた車両です。
その際にキャブレターOH等させて頂いてのですが、走行距離が当時から3千キロほどしか伸びていませんね。。(;^ω^)
早速ですが、報告です。
まずはバッテリーから
GELバッテリーかな?
常時電圧は問題なさそうです。
しかし、セルを回すと心なしか力弱い感じですね~
その際の電圧降下も調べてみました。
最小値で8V・・・少しバッテリー的に容量が不足しているかもしれませんね・・
海外バッテリーや、安価物に多い症状ですが、常時(1時間以上放置した状態での)電圧が規定値12.5V以上あっても、セルモーターなどに電気を奪われると下がってしまうこの値が低いと、モーターに勢いが足りなかったり、他の電装品に影響を出したりします。
通常調子のよいもので、10V後半から11V後半の値が出ます。
常時電圧は充電は必要ないレベルですが、少し年数がたっている場合、交換が必要になる可能性がありますね。
エンジンを始動し、充電状態をチェック
ピーク値で14.8Ⅴ弱です。少し高めに出ていますね。
でも、15V以内に制御しているので、問題は有りません。
バッテリーの状態が良いものは13.5V~14V前後が一般的です。
やはり、バッテリーが弱っているのかもしれませんね・・
交換がおすすめ
続いて保安装置(ウインカーやテールランプ等)をチェックしたんですが、ヘッドライトの光軸がまた少しくるっているように思います。
当店には簡単なテストをする術が有りませんので、一度これで行ってみますが、確認のためにもテスターで確認した方が良いかもしれませんね・・少し考えます。
続いて、フロント足回り
フォークは問題なし。
しかし、ステアリングステムの段付き摩耗が酷くなってますね・・
と言いますのも、4年前にも指摘させて頂いてんですが、時間が経過し酷くなっている様です。
時間経過で痛むのは錆ですね・・・
フロントタイヤを浮かしてみると、自由になるはずのステアリングに引っかかりが出ているのが分かります。
まずはサイドスタンドを掛けた状態で、エンジンにジャッキを当てて浮かしていたんで若干左へ傾いているにもかかわらず、ステアリングは真ん中付近を保持しておりました。
丁度赤い線で描いた範囲で、「カックン」と引っかかり、写真の状態で保持しております。
症状は中期を超えて、末期に入るころか?
このままだと、走行中に違和感を感じるレベルですので、今回は修理をした方がよさそうですね。。。
フレームのヘッドパイプ内の上下にベアリングが入っています。
このベアリングのおかげで、直進安定性やスムーズなコーナリングが実現するので、交換しておいても損はないですよ~
ブレーキ
フロント右
フロント左
若干ブレーキダストが付いているもののパッドの残量も問題なし、作動もまだ問題なしですね!
リアブレーキ
こちらもフロント同様で問題なし
フルード
フルードは色が濃くなっています。2年前の車検では交換したのかな??
今回は前後共に交換エア抜きが必要です。
フルードは車検ごとに交換し、エア抜きを行います。
リア足回り
スイングアームピボットのガタ、リアサスのヘタリ
ガタは有りません。リアサスも素で押した感じは悪くは有りませんが、走行したらヘタリがあるらしく、OHか社外サスに交換をご依頼。
以前ご紹介したNITORONサスがおすすめです。
見積もりにはこちらを入れておきますね~
タイヤは前後共に2014年製でまだ大丈夫です。
溝もたっぷり残っているので、今年は沢山走って減らしてください(笑)
でないと、年式ばかりが古くなり交換対象になりかねません(;^ω^)
しっかり使いましょう~
駆動系
チェーンにたるみが出始めていました。油も切れてますね。
調整し給油を施工
スプロケットは問題ありません。
続いてエンジン周辺ですが、タンクをどかす際に、燃料コックの負圧ホースを外す際にホース砕けました(;^ω^)
ホースが硬化しており簡単に破けますので、交換ですね。
エアクリーナ
うっすらほこりが乗る程度でしたので、エアブローにて掃除しておきます。
点火プラグ
矢印はフロント
後ろバンクに煤がたまってますね・・
前回キャブレターのOHを実施したんですが、走行距離が・・・
このままの使用も有りですが、交換しておいた方が無難かな。
久しぶりの走行では、キャブレターの状態が原因で、プラグの焼けが変わりますが、調子は悪くないので、交換して様子を見た方が良いかもしれません。
どうしても久しぶりに欠けると、キャブ内部の古い燃料やタンクの古い燃料でプラグが汚れやすいんですよ。
これらの対策にも乗る事が大事っすw頑張ってください!
クラッチ
滑りとかは極端な症状は有りませんでしたが、クラッチ操作が重くなっており、若干クラッチレバーを放した瞬間だけ滑ります。
これは、クラッチワイヤーがスムーズな操作を邪魔しており、放した瞬間少し遅れてワイヤーの先が作動するためですね。
見積もりにかけてみたら、クラッチワイヤーが再販売されてるみたいなので、交換しておきましょう~
冷却水
4年前に交換しているのですが、汚れはあまりありません。
しかし、少し薄まっているようにも思います。
錆を出さないためにも交換しておいた方が良いでしょうね。
エンジンオイル
こちらも1年以上交換されていないとの事でエレメントと一緒に交換です。
量が少し減って、色も黒いですね。
冷却水、オイル漏れは特にありません。
エンジンの調子も極端には悪くありませんが、少し始動に手間取っているようです。
ガソリンに添加剤WAKOSフューエル1がおすすめですね!
以上が点検結果です。
以下の内容で見積もりをご案内予定
ヘッドライト光軸合わせ・・・お勧め
ステムベアリング交換・・・必須
ブレーキフルード交換エア抜き・・・必須
クラッチワイヤ交換・・・必須
ドライブチェーン調整、給油・・・施工済み
バッテリー交換・・・お勧め
リアサス交換・・・御依頼分
エンジンオイル、オイルエレメント交換・・・御依頼分
燃料コック負圧ホース交換・・・必須
プラグ交換・・・お勧め
冷却水交換・・・必須
シート張替・・・御依頼分
またわかり次第ご報告します!
MTさん D-トラッカー点検報告!&MGさん VT250F点検報告!
2017/01/22 Sun. 22:11 [お預かり車両点検修理!!]
こんばんは
あ!今年初めての投稿ですね。。。(;^ω^)
明けましたねおめでとう御座います!
本年もこんな感じですが、よろしくお願いします。
本日のご紹介は・・点検報告2件です。
まずはMTさんのDトラッカーの点検から。
昨年末お預かりしていて、大変お待たせしてます。
ご依頼の点検以外に修理もあります。
それはエンジン始動中に起こった案件でした。
ある日エンジンを始動しようとセルスタートしてたところ、急に反応が無くなり、うんともすんとも言わなくなったそうです。
まずは、そこを中心に見て行く事にしました。
まずは、バッテリー
常時電圧が12.39Vと少し元気が有りません。
充電が必要ですね。
しかし、セルモーターを回すパワーはまだあるはずなんですが、スタートしてみても反応が有りません。
音的に何もならないので、マグネットスタートリレーの故障か、セルスイッチの接触不良、配線の断線が疑われます。
順に診ていきましょう。
マグネットスタートリレーの故障なら、短絡させるだけで、セルは回るはず・・・
結果は合格無事にエンジンは始動します。
それでは、リレーまで電気が来ているかをチェック・・・
電気が来ていません。
続いて、その電気を流すスイッチがハンドルにあるスタータースイッチです。
右下の始動の際に押すスイッチですね。
こちらの+側、リレー側の点検。
プラス側はOK、ですが、リレー側は電気が来ません。
すなわちこのスイッチが原因ですw
右スイッチを分解してセルスイッチを取り出します。
黄色と赤色のスイッチ接点が結構汚れていましたので、磨きと接点復活剤を使い、導通確認!
結果・・・・OK
戻して、始動確認したところ、無事にエンジンスタートしました。
この部品は始動の際に必ず使うスイッチなんで、消耗したり汚れたりしやすいんですよね~
また当分はこれで大丈夫っす。
引き続いて、点検作業を進めます。
エンジンが始動したので、バッテリーの充電電圧を測定
ちゃんと充電はしてくれているようです。
バッテリーは充電器にて充電し、納車いたします。
保安装置(ヘッドライトやウインカー等)はすべて作動確認済み。
続いて、足回りです。
フロントはフォークからオイル漏れもなく、作動も悪くは有りません。
しかし、ややヘタリが目立ってきたかな~
ここらへんで一度OHするのもありなんですが、点検では良しですね。
ホイールベアリング等も前後みましたが異常なし。
タイヤは溝もしっかり残っていて、製造年もまだ大丈夫です。
しかし、空気圧が低すぎます・・・
約半分くらいまで下がってますので、空気圧を張っておきます。
ややタイヤが硬くなってきてるので、少しだけ低めにセット。
メーカー指定は2キロほどですね。
リアも同様に減っていたので、調整しておきました。
リア足回りは、スイングアームピボットとクッションです。
こちらもガタ無、オイル漏れなし。でも若干滲んでる?拭いてから再度確認しましたが・・・異常なしですね・・・微妙に不安ですが大丈夫かな・・
しかし、フロント同様にヘタリは有りですね。
フロント、リアのクッションはOHを検討する時期かもですね(;^ω^)
ブレーキ
フロントは問題なし。リアはややペダルが深いかな~
フルードが汚れてきているので、交換とエア抜きが必要ですね。
パッドはまだ交換時期ではないですね!
フロント2mmリア2.1mm
ドライブチェーンは調整と給油が必要です。
でも、許容範囲ですけどねw
続いて、エンジン周辺
点火プラグ
まだ消耗も少なく良好ですね。
エアクリーナーもまだ綺麗な状態でした。
ただ、前回の作業で冷却水の交換をしたのですが、リザーブタンクが空っぽ??
ラジエターキャップを外して確認したら、ラジエターにはちゃんと入ってます。
もしかしたら、前回交換の際にエア抜きが不十分だったのかな?
漏れてる様子は有りませんので、タンクに補充し様子を見てもらうことにします。
エンジンオイル
ゲージで確認したところ、少し多いのかな(;^ω^)
去年末に交換したばかりとの事で、今回はパスです。
オイル漏れ等は確認してません。次回オイル交換をお願いします。
これにて、D-トラッカーは終わりです。
以下の内容の修理が必要です。
・スタータースイッチ掃除・・・施工済み
・バッテリー充電・・・必須
・ブレーキフルード交換エア抜き・・・必須
・タイヤ空気圧調整・・・施工済み
・Dチェーン調整給油・・・必須
・クーラント補水、様子見・・・必須
以上です。
MTさん、またご連絡します。
そして、もう一台はMGさんのVT250F
こちらの車両も随分と古い部類になりましたね(;^ω^)
もう立派な旧車です。
しかし、驚きなのは綺麗に維持されているところです。
ごくたまにしか見る機会が無いですが、いつもピカピカです。
素晴らしい!
さて、こちらの車両も点検修理なので、ご報告です。
前回は結構前で、4年半ほど前です。
ではいつも通りバッテリーから
常時電圧
12.32Vと低めですね。充電が必要です。
このバイクのバッテリーは液補充が必要なタイプです。
バッテリー液の状態を確認
しっかりアッパーレベルでそろってました。
充電だけで大丈夫ですね。
充電電圧
しっかり充電してくれているようです。
バッテリーは使ってなんぼだと思ってください。
MFバッテリーとの違いは、定期的にバッテリー液の確認と補充です。
それが寿命を延ばすカギになりますので、気を付けて!
保安装置も正常に作動。
続いて足回り
フロントサスは結構柔らかくなってきてます。
そろそろ一度OHが必要な時期だと思います。
部品の調達が出来そうなら、今回どうでしょうか?
錆びや、オイル漏れ等は有りませんのでそのまま使用も可能ですがね(;^ω^)
リアサスペンション
押すと「ジュゴ!ジュゴ!」と音が出ており減衰もかなり弱ってますね・・・
理想は交換ですが、どうしましょうか~
フロントをもし作業するなら何か手を打たないと、リアが顕著に悪く感じるかもですね~
こちらもオイル漏れ等は確認されてません。
ステアリング関係はOK
ただ、フロントブレーキの効きが弱いですね。
元々インボードブレーキと言われる特殊なブレーキシステムですが、レバーのタッチがフワフワしているし、握りこんでもしっかり止まる感じがしません。
もう少し聞いてくれた方が安心ですね。
こちらもOH予定で、部品を調べてみます。
インボード・ベンチレーテッドディスクブレーキは、ホイールに対しディスクの固定がフローティングになっており、ディスクは分厚くベンチレーテッドディスクです。キャリパーは内側からアクセスしていて、強制空冷できると当時ホンダで開発されたブレーキです。→http://www.honda.co.jp/factbook/motor/VT250/19820500/007.html
ディスクは鋳鉄なのかな?
残念なのがこのシステム・・・部品が重いんですよね(;^ω^)
キャリパーはこんな感じ
ピストン周辺はきれいに保たれてますが、やはり、ブレーキレバー入力に対し、ピストンの作動が鈍いんですよね。。
結構汚れが内部に蓄積してるように感じます。
部品が有ればいいのですが~
パッドはまだ十分使えます。
リアブレーキ
しっかりグリスも残っており、問題は有りません。
ブレーキシューも文句なし。
軽くエアブローしておきました。
タイヤ
フロント
リア
前後共に溝はしっかりあるのですが、製造年が・・・
2007年製造ですね。側面には無数に小さいクラックが入り始めています。
今年は2017年なので10年経つ事になるので、交換が必要です。
ゴムの質が悪くなっていますので、グリップ不足、突然のパンク、トレッド剥離が想像できます。
足回りはそれ以外は文句なしです!
エンジン周辺
点火プラグ
エンジンの調子もそれほど悪くありません。焼けも良好です。
交換は必要ありません。
エアクリーナー
少し古びてきましたが、まだ目詰まりも有りませんし、壊れたりもしていません。
大丈夫ですね。
冷却水
たしか前回交換したものですが、走行距離が伸びていないのか、クーラントも傷んではいません。
ただ、リザーブタンク内が少し減って来てますので、補充だけしておきました。
クーラントは熱を入れる回数で痛みますので、良く乗るようになったらまた交換ですね。
エンジンオイル
色も量も適正ですが、永らく変えていないそうなので、ご依頼通りエレメントと一緒に交換です。
以上で点検は終わり!
以下の内容が修理必要ですね。
・バッテリー充電・・・必須
・フロントブレーキOH・・・必須
・フロントフォークOH・・・お勧め
・リアサス交換・・・お勧めですが、部品の有り無しで無理かも(;^ω^)
・前後タイヤ交換・・・必須
・Dチェーン給油・・・施工済み
・クーラント補充・・・施工済み
またどうするか見積もりを精査してご連絡します!
報告終わり