カワサキ ゼファー750 不動車修理進捗報告!
2020/11/30 Mon. 02:38 [作業日記]
こんばんわ!
綺麗になりました。
ここまでしておかないと、いざエンジンを始動したときに調子が出ず、原因がつかみにくくなります。
気が付いた時には・・・やり直しですからね(;^ω^)

続きまして、インナーパーツの再使用パーツを同様に洗っていきます。


最近はFBにて簡単な報告で済ましておりました。気まぐれですが、書いていきます。
そんな最近のイボルブRは、修理預かり車両の作業に遅延が発生してきており、お客様には大変ご迷惑をお掛けしております…
早く、以前のペースを取り戻したいところですが、最近はある事情から残業もできない状況の中にいます(;^ω^)
本当に申し訳ありません。
年内は、預かり車両の作業に集中させて頂き、来年から新規お客様のご依頼が聞けるように頑張る所存です!
今日報告するのは、二年ほど不動になっていたゼファーの修復と車検です。
修理内容は燃料系の修復と足回り全般のリペアです。
先ずはキャブレターの作業からなんですが、とにかくガソリンの腐食による汚れがひどく…他の作業の合間に、時間をかけてエンジンコンディショナーを使用して汚れを落としていきました。
溶け出す汚れは、ガソリンの腐食によるガム質です。
本体の通路にもびっしり入り込んでいた為、結構な時間を使い綺麗に除去。




キャブレターを連結するステー類も錆を落としておきます。
そして一番気を遣うのが、バキュームピストン!
バルブはアルミ金属ですが、黒い幕のような物は、薄いゴム製品です。間違えてこのダイヤフラムを溶剤にて溶かしたり、伸ばしたりしてしまったら、後が大変なので慎重に行います。
こちらも綺麗になりました。
再利用するジェット類は、真鍮ブラシを使い磨きと特殊な針で通していきます。
新品部品を開封して組み立ての準備です。
そして組み上げ!
最後は引きちぎれていたキャブヒーターをKITを使い補修。
キャブレター完成!
続いて、車体へ戻していくため、準備して組付け。
ホコリがすごいので、まずは掃除からですね。
この時にスロットルワイヤー、バッテリーなども準備。
そして車両へ戻していきます。
続いて、IGコイルを取り外して、プラグコードも交換していきます。
コードはカチカチになっており、プラグキャップの接続も不完全…
今回も永井電子から出ているウルトラシリコンコードを使用。
バキュームゲージもセットしていよいよ火を入れます。
この作業に入る前に、エンジン内部の油膜が切れてしまわないように、あらかじめ用意しておきます。
始動後はバラバラだった負圧も同調合わせを行い安定。
その後エンジンオイル、オイルフィルターも交換。
肝心なエンジンの調子ですが、頑張ってキャブレターO/Hを行ったおかげでよくなりました。
またの機会に動画もアップしたいと思います。
クラッチも張り付くこともなく、正常なのを確認。
エンジン周辺が出来てきたのを確認したら、続いて車体の整備です。
先ずは錆とオイル漏れを起こしていた詳細不明なサスの交換。
性能、コスパのいいYSSのサスペンションを選択。
その際に4本出しマフラーが邪魔なので、取り外しておきます。
ついでに錆が回ったマフラーも錆落とし。
右側はブレーキの作業を残しているので、左だけ取り付け。
ガソリンタンクも綺麗にして、一旦終了です。
今度は、ブレーキのOHとフロントサスのOH…
現時点ではここまで!
また進捗があれば、こちらでご報告です。
YSさん アドレスV100クランクシャフト交換点検分解!
2016/04/02 Sat. 23:18 [作業日記]
こんばんは
お待たせしていたYSさんのアドレスV100のエンジンの分解が終わりましたので、報告しておきます。

今回クランクシャフト交換をご依頼なんですが、特に内部が破損している状態ではないんですよね。
駆動系のセットアップを某用品屋さんでよくやってもらっていたとの事ですが、最近自分で作業するようになったらしいのです。
そこで、クランクシャフトのスプラインを潰してしまったのが交換の理由です。
スズキ系スクーターエンジンのクランクは、シャフトの根本にスプラインが付いており、そこにセルモーターのリングギヤと、ドライブプーリーのランププレートが噛むようになっています。

ドライブフェイスやプーリー等を外すと、セルモーターのリンクするリングギヤが見えてきます。

矢印の上にはプーリーのランププレートが乗っかるのですが、見ての通りスプラインが潰れているのが分かると思います。
そのリングギヤの方は?

シャフトの方が固いので、当然ボロボロで舐めているのが分かりますね・・・
シャフト側も・・・・


歯が丸くなり噛み合いが悪くなっています。
再生ができれば理想ですが、ここまで丸くなっていると反対側の部品を痛めるだけですぐに舐めるようになりますので、いわば交換となる訳です。
それも交換は、スプラインの付いているクランクシャフト・・・
作業をする際は十分注意が必要になります。
部品の状態を確認したところで、エンジンを降ろして分解作業に入ります。
その他にも、作業中色々見つかりましたので一緒にご報告です。
先ず、キャブレターなんですが、ちゃんと取付されていません。。。
YSさんより、某用品店で「キャブレターマウントのボルトが紛失されているので、応急処置しておきました」と言われたと聞いていたんですが、ひどい応急処置です。



キャブレターは二本のマウントボルトでインマニに固定されている物なんですが、手の入りやすいところはタイラップ止め、その反対は手が入らなかったのか、気が付かなかったのか、ボルトが入っていません。
そのせいで、隙間ができており、二次空気を吸いたい放題な状態でした。
この周辺は埃が溜まりやすく、こんな状態だとまともに走れないばかりか、砂や埃をエンジン内に吸入してしまいます。
キャブを手で動かすとグラグラしており、この状態で返してしまう用品店は如何な物でしょうね・・・
エアクリーナーを外そうとしているともう一か所見つけました。
エアクリーナーとキャブレターを繋ぐチューブが、劣化で裂けてきています。


裏側は・・・

壊滅的に割れていますね・・・・
このバイク確か、乗ってこられた筈なんですが(^_^;)
外れたキャブレタを見ていて、気が付いたんですが、インマニの合口部のOリングも半分以上千切れておりました・・・

この状態を見ると長い間この状態で走行していたのでは?と思ってしまいます。
シリンダーとピストンが心配になりますね・・・
もう一つ

リヤのブレーキワイヤを固定する留め金が無くなっています。。。
良く外れなかったなw
兎に角エンジンを降ろすまでに色々見つかりまして、先が思いやられるのですが、何とかエンジンは降りました。。。

気になるシリンダーの内部は?


なんだかわからない異物がピストンヘッドの上に・・・
ヘッドの上にたまるカーボンかと、ヘッドをひっくり返しますと?


燃調が薄すぎてカーボンの堆積が無いばかりか、沢山異物が噛んだ跡がありますやん(・.・;)
プラグも

薄いの通り越して熱を持ち過ぎたのか電極がえらいことになってます。
しかし、ピストンのヘッド部には大きな傷がありません?
過去に壊した跡なのかな??
シリンダーにも大きな傷はありませんでした。

こういった異物は掃気ポートから直接燃焼室に上がる事が多いので、こんな事例も珍しくはありませんが、シリンダーが無事で何よりですね(^_^;)
さて、クランクシャフトがやっと拝めたんですが、回してみるとクランクサイドベアリングが「ゴロゴロ」言ってますね。

原因は・・・錆


過去に不動の時期があったのでしょう。
ベアリングのレース(受け皿)が錆びています。ボールの入っている内部も錆が回っていたんでしょうね・・・

分解は以上で終わりです。
損傷部品を考えて、今見積中!
結構傷んでいたんですが、今回の交換理由が無くても、このエンジン、このクランクではそんなに長く乗れなかったんでは無いでしょうか・・・
また結果が分かり次第ご連絡しますのでよろしくお願いします!
お待たせしていたYSさんのアドレスV100のエンジンの分解が終わりましたので、報告しておきます。

今回クランクシャフト交換をご依頼なんですが、特に内部が破損している状態ではないんですよね。
駆動系のセットアップを某用品屋さんでよくやってもらっていたとの事ですが、最近自分で作業するようになったらしいのです。
そこで、クランクシャフトのスプラインを潰してしまったのが交換の理由です。
スズキ系スクーターエンジンのクランクは、シャフトの根本にスプラインが付いており、そこにセルモーターのリングギヤと、ドライブプーリーのランププレートが噛むようになっています。

ドライブフェイスやプーリー等を外すと、セルモーターのリンクするリングギヤが見えてきます。

矢印の上にはプーリーのランププレートが乗っかるのですが、見ての通りスプラインが潰れているのが分かると思います。
そのリングギヤの方は?

シャフトの方が固いので、当然ボロボロで舐めているのが分かりますね・・・
シャフト側も・・・・


歯が丸くなり噛み合いが悪くなっています。
再生ができれば理想ですが、ここまで丸くなっていると反対側の部品を痛めるだけですぐに舐めるようになりますので、いわば交換となる訳です。
それも交換は、スプラインの付いているクランクシャフト・・・
作業をする際は十分注意が必要になります。
部品の状態を確認したところで、エンジンを降ろして分解作業に入ります。
その他にも、作業中色々見つかりましたので一緒にご報告です。
先ず、キャブレターなんですが、ちゃんと取付されていません。。。
YSさんより、某用品店で「キャブレターマウントのボルトが紛失されているので、応急処置しておきました」と言われたと聞いていたんですが、ひどい応急処置です。



キャブレターは二本のマウントボルトでインマニに固定されている物なんですが、手の入りやすいところはタイラップ止め、その反対は手が入らなかったのか、気が付かなかったのか、ボルトが入っていません。
そのせいで、隙間ができており、二次空気を吸いたい放題な状態でした。
この周辺は埃が溜まりやすく、こんな状態だとまともに走れないばかりか、砂や埃をエンジン内に吸入してしまいます。
キャブを手で動かすとグラグラしており、この状態で返してしまう用品店は如何な物でしょうね・・・
エアクリーナーを外そうとしているともう一か所見つけました。
エアクリーナーとキャブレターを繋ぐチューブが、劣化で裂けてきています。


裏側は・・・

壊滅的に割れていますね・・・・
このバイク確か、乗ってこられた筈なんですが(^_^;)
外れたキャブレタを見ていて、気が付いたんですが、インマニの合口部のOリングも半分以上千切れておりました・・・

この状態を見ると長い間この状態で走行していたのでは?と思ってしまいます。
シリンダーとピストンが心配になりますね・・・
もう一つ

リヤのブレーキワイヤを固定する留め金が無くなっています。。。
良く外れなかったなw
兎に角エンジンを降ろすまでに色々見つかりまして、先が思いやられるのですが、何とかエンジンは降りました。。。

気になるシリンダーの内部は?


なんだかわからない異物がピストンヘッドの上に・・・
ヘッドの上にたまるカーボンかと、ヘッドをひっくり返しますと?


燃調が薄すぎてカーボンの堆積が無いばかりか、沢山異物が噛んだ跡がありますやん(・.・;)
プラグも

薄いの通り越して熱を持ち過ぎたのか電極がえらいことになってます。
しかし、ピストンのヘッド部には大きな傷がありません?
過去に壊した跡なのかな??
シリンダーにも大きな傷はありませんでした。


こういった異物は掃気ポートから直接燃焼室に上がる事が多いので、こんな事例も珍しくはありませんが、シリンダーが無事で何よりですね(^_^;)
さて、クランクシャフトがやっと拝めたんですが、回してみるとクランクサイドベアリングが「ゴロゴロ」言ってますね。

原因は・・・錆


過去に不動の時期があったのでしょう。
ベアリングのレース(受け皿)が錆びています。ボールの入っている内部も錆が回っていたんでしょうね・・・

分解は以上で終わりです。
損傷部品を考えて、今見積中!
結構傷んでいたんですが、今回の交換理由が無くても、このエンジン、このクランクではそんなに長く乗れなかったんでは無いでしょうか・・・
また結果が分かり次第ご連絡しますのでよろしくお願いします!
TMさん CB1300SFボルド-ル フロントフォークOH
2016/02/07 Sun. 23:17 [作業日記]
こんばんは(^-^)/
TMさんのCB1300SFボルドールのフロントフォークOH作業の報告です。
TMさんは以前施行させて頂いた同じくCB1300SFのIMさんよりご紹介いただきました。
有難う御座います。
本来は、遠くは三重県は鈴鹿よりご来店だったのですが、遠いのもあり預かりだと御足労をおかけするので、立ち合いの元作業し乗って帰って頂く予定だったんですが、部品発注ミスの影響で・・・結局預かり作業となってしまいました。
ご迷惑をおかけすることになり申し訳なく思っております。すみませんでした(T_T)
では早速ですが、作業の流れで写真を撮りましたので、ご報告です。
車両はこちら

ホンダ CB1300SFボルドール限定車です。
走行距離は5万㌔くらいだったでしょうか・・
綺麗な車体とは裏腹に結構走っている車両です。
今まで足回りのリフレッシュはされたことが無いらしく、フォークはダストシールのひび割れが気になってきたとの事でした。
そんな先日リヤサスペンションをノーマルからオーリンズへ変更されて、フロントの違和感が顕著になっていたのもあり、今回はご依頼となりました。

当店をご紹介して頂いたIMさんも、先日リヤのオーリンズOHをご依頼、その改善からフロントフォークOHもご依頼頂いたところでした。折角なんで、オイルの種類も円陣屋至高ABSOを試したいとの事でしたが、その後のインプレは結構よかったみたいです。
大きなバイクほどクッションの性能を体感頂けるので、フロントリヤのサスペンションは同時作業が理想ですねw
今回のTMさんは、少しサスペンションを勉強したいとの事で、あえてノーマル仕様をご希望です。
では、サスを外して分解していきます。
分解途中クッションオイルを抜くんですが、結構汚れていました。


色はどす黒く、シャバシャバなオイルが出てきます。
これでは、サスペンションとしての役割を果たしませんね・・・
二本とも分解し終わると続いて洗浄です。
この作業も結構重要で、中身を綺麗にしてから新しいオイルを入れないと、入るオイルが汚れますので念入りにします。
当然、水洗いではありませんよw
洗浄油を使い念入りに洗浄後、エアーブローし乾かします。


スプリングのプリロード調整部や、伸び側減衰調整機構も分解し、消耗品のOリング等を交換します。

今回交換します部品はこちら

オイルシール類以外にもスライドブッシュや、オーリング、ガスケット消耗品は結構あります。
シリコーングリスやスプレーを潤滑剤に組立を行い新しいオイルもWAKOS FK-10 100%を選択。
ノーマル指定になるウルトラクッションオイルSPⅢと比べると動粘度は若干柔らか目になりますが、勉強中の方にとってはサスの動きが分かりやすく、それに言うほど乗り心地悪くはなりません。
少し不満が出れば、イニシャル等調整部で微調整できるので、逆に良いと思います。
世間ではフォークは硬くする方が良いと決めつけている人が結構いますが、決してそうではありません。
特にフロントは車重を受け止めたり、舵を切るだけではなく、ブレーキの効き味にも影響を出します。
コーナーリングを楽しむためには、色々な要素と好き嫌いがマッチングして初めて成り立つと私は思いますので、色々試してもらえると、幅が出ますので良いですよね!
さて、脱線しちゃいましたが、クッションオイルのエア抜きを行い規定量きっちり左右入れて車体へ戻していきます。

キャリパーなどのブレーキダストもエアブローにて掃除してホイルを組み付け。
ホイルを外した際は、当店ではアクスルシャフトのカラーの洗浄とシールの給油を怠りません。


折角外したんだから綺麗にしてグリスアップ!これはメンテの鉄則です。
交換した部品

これにて作業は一通り完了となります!

腕っぷしが良くなったCBをご堪能くださいw
それでは明日の納車お待ちしております!
TMさんお待たせしました(*^_^*)
TMさんのCB1300SFボルドールのフロントフォークOH作業の報告です。
TMさんは以前施行させて頂いた同じくCB1300SFのIMさんよりご紹介いただきました。
有難う御座います。
本来は、遠くは三重県は鈴鹿よりご来店だったのですが、遠いのもあり預かりだと御足労をおかけするので、立ち合いの元作業し乗って帰って頂く予定だったんですが、部品発注ミスの影響で・・・結局預かり作業となってしまいました。
ご迷惑をおかけすることになり申し訳なく思っております。すみませんでした(T_T)
では早速ですが、作業の流れで写真を撮りましたので、ご報告です。
車両はこちら

ホンダ CB1300SFボルドール限定車です。
走行距離は5万㌔くらいだったでしょうか・・
綺麗な車体とは裏腹に結構走っている車両です。
今まで足回りのリフレッシュはされたことが無いらしく、フォークはダストシールのひび割れが気になってきたとの事でした。
そんな先日リヤサスペンションをノーマルからオーリンズへ変更されて、フロントの違和感が顕著になっていたのもあり、今回はご依頼となりました。

当店をご紹介して頂いたIMさんも、先日リヤのオーリンズOHをご依頼、その改善からフロントフォークOHもご依頼頂いたところでした。折角なんで、オイルの種類も円陣屋至高ABSOを試したいとの事でしたが、その後のインプレは結構よかったみたいです。
大きなバイクほどクッションの性能を体感頂けるので、フロントリヤのサスペンションは同時作業が理想ですねw
今回のTMさんは、少しサスペンションを勉強したいとの事で、あえてノーマル仕様をご希望です。
では、サスを外して分解していきます。
分解途中クッションオイルを抜くんですが、結構汚れていました。


色はどす黒く、シャバシャバなオイルが出てきます。
これでは、サスペンションとしての役割を果たしませんね・・・
二本とも分解し終わると続いて洗浄です。
この作業も結構重要で、中身を綺麗にしてから新しいオイルを入れないと、入るオイルが汚れますので念入りにします。
当然、水洗いではありませんよw
洗浄油を使い念入りに洗浄後、エアーブローし乾かします。


スプリングのプリロード調整部や、伸び側減衰調整機構も分解し、消耗品のOリング等を交換します。

今回交換します部品はこちら

オイルシール類以外にもスライドブッシュや、オーリング、ガスケット消耗品は結構あります。
シリコーングリスやスプレーを潤滑剤に組立を行い新しいオイルもWAKOS FK-10 100%を選択。
ノーマル指定になるウルトラクッションオイルSPⅢと比べると動粘度は若干柔らか目になりますが、勉強中の方にとってはサスの動きが分かりやすく、それに言うほど乗り心地悪くはなりません。
少し不満が出れば、イニシャル等調整部で微調整できるので、逆に良いと思います。
世間ではフォークは硬くする方が良いと決めつけている人が結構いますが、決してそうではありません。
特にフロントは車重を受け止めたり、舵を切るだけではなく、ブレーキの効き味にも影響を出します。
コーナーリングを楽しむためには、色々な要素と好き嫌いがマッチングして初めて成り立つと私は思いますので、色々試してもらえると、幅が出ますので良いですよね!
さて、脱線しちゃいましたが、クッションオイルのエア抜きを行い規定量きっちり左右入れて車体へ戻していきます。

キャリパーなどのブレーキダストもエアブローにて掃除してホイルを組み付け。
ホイルを外した際は、当店ではアクスルシャフトのカラーの洗浄とシールの給油を怠りません。


折角外したんだから綺麗にしてグリスアップ!これはメンテの鉄則です。
交換した部品

これにて作業は一通り完了となります!

腕っぷしが良くなったCBをご堪能くださいw
それでは明日の納車お待ちしております!
TMさんお待たせしました(*^_^*)
OIさん NSR250SP修理進捗!
2015/06/08 Mon. 12:07 [作業日記]
こんにちは!
先日お預かりしたNSRの修理内容がほぼ決まりましたので、ご報告です!

走行距離は4万キロほど
最近、片排気現象に悩まされているとのことでした。
当初聞いていたのはリヤバンクの不調だったのですが、調べてみると、フロントバンクです。
このバイクの不調と言えばフロントバンクが鉄板ですが、如何なものか...
まずは圧縮測定、プラグの確認です。
フロントバンク

リヤバンク

どちらも似たような数値です。
少し低いかなぁ~
でも距離が距離なのでこんなところかな。
圧縮圧力を見ると、焼き付き等では無さそうですが、念のため中の状態をファイバースコープを使いプラグホールより確認しておきます。

フロントバンクのシリンダーの様子ですが、排気側、掃気側共に酷い傷は有りませんね。
かぶっていたので、ベトベトでしたが( ̄▽ ̄;)
リヤバンク



こちらは少し薄いくらいかな?
元々チャンバー付きで、キャブセット無しなので仕方がないですね。
火花は両方とも飛んでます。
PCMユニットの確認まではしてませんが、綺麗に飛んでいるように見えますので後回しです。
RCバルブの作動も、渋いですが、前後で大きな違いはありません。
となると、キャブレターが一番怪しいのですが、心配なのがクランクです。
センターシール抜けや、右側シール抜けがないかです。
キャブレターの分解は先にしてしまったのですが、意外と中身は綺麗な状態でした。





ジェット類は綺麗なんですが、パッキンがへたっていること、フロートバルブの柱辺りの消耗が進んでいること、キャブレターポート内部に若干の汚れが確認できることからOH作業は必要だと思います。
これで症状が無くせるかはやってみなくては分かりませんが、油面変化に伴うかぶりだと思います。
さて、話は戻します。
センターシールの確認も念のためやっておきました。
リードバルブを外して吸気ポートを覗き込みます。
左側がリヤバンク、新気ガスでしっとりしてます。
右側がフロントバンク、少しリヤに比べると乾いてますな?!
謎です。
幸、右側シール抜けでは無さそうですがw
このままではセンターシールの確認は出来ませんので、混合ガスをリヤ側の釜のなかに満タンまで入れておき、1日放置してリークが無いかを確認しておきます。
昨日仕込んで今朝確認しました。
昨日

今日


気化して少しガスの量が減ってますが、ほぼ変化なし!
フロントバンクの釜のなかもリークなし。
念のためエア圧かけてみましたが、問題はなさそうです。良かった!
プラグ交換、キャブレターOH、エアクリーナーノーマルに交換で、様子を確認してみようと思います。
元々ターボフイルターでしたが、痛んでます。
それにターボフイルターだと、かぶりが少なくなるかもしませんが、基本的に全体的に薄くなりがちですので、今のエンジンにはきついと判断です。
調子よくなったら、考えましょう。
見積もり作成しまたご連絡します。
先日お預かりしたNSRの修理内容がほぼ決まりましたので、ご報告です!

走行距離は4万キロほど
最近、片排気現象に悩まされているとのことでした。
当初聞いていたのはリヤバンクの不調だったのですが、調べてみると、フロントバンクです。
このバイクの不調と言えばフロントバンクが鉄板ですが、如何なものか...
まずは圧縮測定、プラグの確認です。
フロントバンク

リヤバンク

どちらも似たような数値です。
少し低いかなぁ~
でも距離が距離なのでこんなところかな。
圧縮圧力を見ると、焼き付き等では無さそうですが、念のため中の状態をファイバースコープを使いプラグホールより確認しておきます。


かぶっていたので、ベトベトでしたが( ̄▽ ̄;)
リヤバンク



こちらは少し薄いくらいかな?
元々チャンバー付きで、キャブセット無しなので仕方がないですね。
火花は両方とも飛んでます。
PCMユニットの確認まではしてませんが、綺麗に飛んでいるように見えますので後回しです。
RCバルブの作動も、渋いですが、前後で大きな違いはありません。
となると、キャブレターが一番怪しいのですが、心配なのがクランクです。
センターシール抜けや、右側シール抜けがないかです。
キャブレターの分解は先にしてしまったのですが、意外と中身は綺麗な状態でした。





ジェット類は綺麗なんですが、パッキンがへたっていること、フロートバルブの柱辺りの消耗が進んでいること、キャブレターポート内部に若干の汚れが確認できることからOH作業は必要だと思います。
これで症状が無くせるかはやってみなくては分かりませんが、油面変化に伴うかぶりだと思います。
さて、話は戻します。
センターシールの確認も念のためやっておきました。
リードバルブを外して吸気ポートを覗き込みます。

左側がリヤバンク、新気ガスでしっとりしてます。
右側がフロントバンク、少しリヤに比べると乾いてますな?!
謎です。
幸、右側シール抜けでは無さそうですがw
このままではセンターシールの確認は出来ませんので、混合ガスをリヤ側の釜のなかに満タンまで入れておき、1日放置してリークが無いかを確認しておきます。
昨日仕込んで今朝確認しました。
昨日

今日


気化して少しガスの量が減ってますが、ほぼ変化なし!
フロントバンクの釜のなかもリークなし。
念のためエア圧かけてみましたが、問題はなさそうです。良かった!
プラグ交換、キャブレターOH、エアクリーナーノーマルに交換で、様子を確認してみようと思います。
元々ターボフイルターでしたが、痛んでます。
それにターボフイルターだと、かぶりが少なくなるかもしませんが、基本的に全体的に薄くなりがちですので、今のエンジンにはきついと判断です。
調子よくなったら、考えましょう。
見積もり作成しまたご連絡します。

[edit]
IZさん MAXAMフューズ飛び
2015/04/24 Fri. 13:45 [作業日記]
こんにちは!
大変お待たせしておりますIZさんのマグザムのフューズ飛びの原因がわかりました!
飛んでいるフューズはシグナルの分です。しかし、ウインカー等はちゃんと点滅作動しておりました。
そこから色々探っていくんですが、ブレーキランプが着きません?!
通常シグナルの場合ウインカー類のショートとなるんですが、ウインカーは正常で作動する...
フューズは飛んでるのに?!
ま、これがややこしかったんですが、ブレーキランプが着かないことがヒントになりまして、原因がわかりました~
原因はこいつですw

後ろブレーキマスターシリンダーのブレーキスイッチでした。
写真だと離れてしまっていますが、作業前は左ハンドルスイッチに接触がありました。
そのスイッチ入力のプラス側

被服カバーに損傷がありまして、これがスイッチに接触!
つまりショートしていたわけです。
左ハンドルスイッチには、パーキング用のレバーがありますので操作中にスイッチが徐々に寄って行ったんだと思います。
切り離してフューズ交換をしたら無事に直っています。今後の対策でスイッチの固定と被服カバーの養生をしておきますね♪
他には、ガソリンメーターの表示がおかしかった件ですが...
ただのガス欠寸前のお知らせでした( ̄▽ ̄;)ガソリン3リッター補充で直りました。
ガス欠しますよのお知らせモードですな♪
ヘッドライトロービームの点灯不良も電球切れのようです。

在庫に無い分なので注文して入荷次第交換しておきます!
エンジンオイルは量が少し減って来ているようなので、交換しておきます。

以上報告でした!
でき次第またご連絡ですな♪
大変お待たせしておりますIZさんのマグザムのフューズ飛びの原因がわかりました!

飛んでいるフューズはシグナルの分です。しかし、ウインカー等はちゃんと点滅作動しておりました。
そこから色々探っていくんですが、ブレーキランプが着きません?!
通常シグナルの場合ウインカー類のショートとなるんですが、ウインカーは正常で作動する...
フューズは飛んでるのに?!
ま、これがややこしかったんですが、ブレーキランプが着かないことがヒントになりまして、原因がわかりました~
原因はこいつですw

後ろブレーキマスターシリンダーのブレーキスイッチでした。
写真だと離れてしまっていますが、作業前は左ハンドルスイッチに接触がありました。
そのスイッチ入力のプラス側

被服カバーに損傷がありまして、これがスイッチに接触!
つまりショートしていたわけです。
左ハンドルスイッチには、パーキング用のレバーがありますので操作中にスイッチが徐々に寄って行ったんだと思います。
切り離してフューズ交換をしたら無事に直っています。今後の対策でスイッチの固定と被服カバーの養生をしておきますね♪
他には、ガソリンメーターの表示がおかしかった件ですが...
ただのガス欠寸前のお知らせでした( ̄▽ ̄;)ガソリン3リッター補充で直りました。
ガス欠しますよのお知らせモードですな♪
ヘッドライトロービームの点灯不良も電球切れのようです。

在庫に無い分なので注文して入荷次第交換しておきます!
エンジンオイルは量が少し減って来ているようなので、交換しておきます。

以上報告でした!
でき次第またご連絡ですな♪
[edit]